BSフジ・鉄道の旅SPでの三陸方面の鉄道復旧の大きな矛盾① | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間

少し前ですが、BSフジで震災後の東北地方の鉄道復旧状態を
放送していたのですが、考えさせられる事例が満載でしたので
少し触りだけを、まだ頭の中がとっちらかっているので、何回かに分けて
書いていきます。

何が一番納得いかないかというと、大赤字の三陸鉄道が
国から復旧費用として108億円投入。
ですが、直接会社に支援はできないので、施設を自治体保有にして
支援するという形をとってはいますが、来年には全線開通予定です。

一方、JR東日本(以下JR東)は、会社全体では大黒字を計上しているが
黒字会社に国は支援を一切NGにしているため、復旧が思うように進んでいないのです。
かといって、JR東だけを責めることはできません。
一番のネックが、営業係数が悪い線が被災していること。
営業係数とは100円儲けるために、かかるコスト。

釜石線 :306
気仙沼線:311
大船渡線:318
山田線 :337
岩泉線 :361

この中では、岩泉線だけはちょっとケースが違うのです。
なぜなら、震災前の2010年に土砂崩れのために、全線不通になって
その後3年間まったく、手が付けられていないからです。
JR東は復旧費用として130億円を見込んでいますが
運転再開を希望している近隣自治体の試算では22億円と
JR東とは大きくかけ離れています。
かといって、JR東だけを責めるわけにはいかない。
なぜなら、再開したところで260円もの赤字を垂れ流すことになり
いくら自治体が切望しようとも、いかんともしがたいからです。

ここが一番の、大きな矛盾。
公共機関とはいえ、むやみに赤字をたれ流し続けるわけにはいかない。
自治体も、切望すだけで、「あとは知らん」との
態度を取れば(私にはそう見えた)JR東も相手にしたくはないわな。
自治体も、相手に頼むだけではなく、知恵を出すべきである。

例えばですが
三陸鉄道の例でもあるように、JR東から鉄道施設をタダで借り上げ
国・県の支援で復旧し、三陸鉄道みたく第3セクター方式か
復旧させた上で、JR東に施設を貸与、運用を全面委託するとか・・・
お互いの立場を主張するだけでは、話し合いは平行線のまま。
国交省官僚の抵抗もあるだろうが、どうしても動かしたいなら
こういった思い切った方法も、必要ではないでしょうか?