岡山県出身の本業は医師。
ミニコミ誌に投稿していたのをまとめて本にしたもの。
政治、経済、社会問題のテーマを題材に、思想的には「中道保守」なので
ツッコミどころは皆無で至って正論ですが、その代わり
これといった目新しさも少なかったのがちょっと残念です。
一例を挙げると
政治では、「政治家はなぜ小物になったか?」では
権限・権威・回せる金も減ったため、人を動かすカもなくなった。
社会問題では、キラキラネーム、男女教育論では至って保守の王道で論じている。
本業の医師不足問題では、医局の発言力の低下、絶対量の不足よりも偏重が問題だと論じる。
医師数を増やしたところで、訴訟リスクの少ない開業医、眼科、皮膚科の
医師が増えるだけで、医療費が嵩んで保険が持たなくなると言ってのける。
リスクの高い外科・産科・救急に麻酔科医師を増やすのが先決で
ただどうすれば増えるのか?という点では、具体的には精神論しか
語られていないのが少々残念です。
私の腹案ですが、家用訴訟専門の弁護士に一括して担ってもらい
医師は本業に専念するというのはどうでしょうか?
その場合の費用は、保険を打つ、積立金、国が補助すなどすれば賄えると思うのですが・・
経済では、IT・デジタル技術の発達などにより省力化、作る技術の低下により
海外などに流出、元々2次産業に強い男性の職が減り、代わりに3次産業が増え
元々サービス業に向いている女性が進出する機会が増え
男性の「草食化」とも無縁ではないと論じています。
日本の、「デフレ下」の原因も書いていますが、私の見解と微妙に違いますので
今回は割愛します。
