不思議な和紙 | 嶋乃猫のブログ

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自分勝手に見たり食ったりフラフラ放浪

大切に保護していたスズメを事故で亡くし

ちょっと抜け殻な日々を送っていたある日のこと


家人が  E.YAZAWA のライブに

あのタオル持参し

美濃に住む家人の親友とともに出かけることがありました。



その彼、色々と大変だと言うことは

家人からも伝え聞いたし

実際会った時もそれとなく聞きました。

そんな彼と家族からのプレゼント


きっとスズメのこと思って選んでくれたんでしょう。

本物の小鳥を思わせる柔らかな風合いと

優しい気遣いのおかげで

やっと笑顔が取り戻せた瞬間でした。



なんだろ、産毛っぽい紙の手触りが

生き物に触れた時のような温かさと柔らかさに

よく似ているのかな・・・



さてこの鳥のしおりですが、ノリでつなぎ合わせた

工芸品の様に思われるかも知れません。


何と!全く切り貼りしない

紙漉によって作られているんですと!!


オーガニックな原料作りから紙漉まで全て手作業という

気の長くなる工程を経て

こうして手元にあると思うと

本当な意味で胸アツってやつですよ。


この他にも、

どう考えてもレース編みでしょ、みたいな複雑な和紙や

雪の結晶をそのまま和紙にしたようなまか不思議な和紙

伝統的な和紙も製作されています。



美濃和紙は奈良の正倉院に納められている

戸籍用紙に使われていたとかで

記してある年号からみると

1300年前から作られていた歴史のある紙なのだそうです。

国宝修繕は昔と同じ手法で作られた紙を用いると聞いたことがあります。


そんな歴史ある産業をこつこつと守りつつ

美術品のような新しい商品を生み出しているなんて

簡単な言葉でしか表すことが出来ないけど

すげぇわ!

って、心から思う。


そのすげぇ職人の紙屋さん 保木工房