どうも。あなたの組織に蔓延る「形式主義」を、勝手に言語化する「しまラボ」所長、しまです。

 

今日は、全国のオフィスで毎朝執り行われる、ある種の「神聖な儀式」についてお話しします。

 

朝8時55分。


眠い目をこすりながら社員たちが定位置につくと、リーダー格の人物が、張り上げた声でこう言います。


「では、これより朝礼を始めます! 我が社の社訓、唱和!」

「一ツ! 我々は、お客様の笑顔を第一に考え!」
「一ツ! 我々は、常に感謝の心を忘れず!」

……え?


ここ、会社ですよね? どっかの自己啓発セミナー会場とかじゃなくて?

 

◆「社訓唱和」の、狂気を勝手に分析してみた

 

私の「なんでなんで人間」のセンサーが、危険信号を放ちました。


この、一見士気を高めているように見える「朝の儀式」。

 

これこそが、社員から「自発的な思考」を奪い、「思考停止の従順な兵士」を育成する、巧妙なプログラムなのではないでしょうか。

 

狂気ポイント1士気を高めるどころか、魂を抜き取る作業

 

そもそも、本当に心に響いている社訓なら、唱和なんかしなくても自然と行動に現れるはずです。


それを、毎朝、眠くて思考力が低下している時間帯を狙って、大声で復唱させる。

 

これ、やってることはカルト宗教の洗脳プロセスと、何が違うんですか?


社員の士気を高めているつもりかもしれませんが、大半の社員の心の中は「(早く終われ…コーヒー飲みたい…)」という、真逆の念仏で満たされています。

 

これ、何の訓練ですか? 「本音と建前」を使い分ける、処世術の高等訓練ですか?

 

狂気ポイント2「一体感」という名の、同調圧力

 

「みんなで声を出すことで、一体感が生まれる」ですって?


それは、幻想です。

 

そこで生まれているのは、一体感ではなく、「声を小さくしたり、やめたりすると、和を乱すヤツだと思われるかもしれない」という、強烈な同調圧力です。


その結果、誰もが思考を停止し、ただ口を動かすだけのゾンビ集団が完成する。

 

息子がもし、「みんなで同じこと叫んで、何が楽しいの?」と聞いてきたら、私は「いいかい、これが日本社会の縮図だよ」と、遠い目をして教えるしかありません。

 

◆ 全国の経営者と、ヤマハ様への、勝手な改善提案

 

もちろん、ただ嘆いているだけでは、しまラボの名が廃ります。


この思考停止儀式を、創造的な活動に変える、画期的な提案を考えました。

 

提案1「今日の社訓、俺が作る」制度の導入


日替わりで、社員が一人ずつ「今日一日、自分が心掛けること」を発表する。


「今日は、17時に絶対帰ることを目標にします!」
「今日は、隣の席の佐藤さんに優しくします!」
その方が、よっぽどリアルで、血の通った目標になると思いませんか?

 

提案2ヤマハ様、お願い!我らを救う「社訓リミキサー」を開発してください!


どうしても社訓を唱えさせたいなら、テクノロジーで解決しましょう。


音声合成技術「VOCALOID」を使って、社訓を毎日違うアレンジで再生するのです。

  • 月曜日: ヘヴィメタルアレンジで、週初めの気だるさを吹き飛ばす。

  • 水曜日: ボサノヴァアレンジで、週の半ばの疲れを癒す。

  • 金曜日: EDMアレンジで、週末に向けてテンションをブチ上げる。

『初音ミクが歌う、社訓トランスver.』


これなら、社員は「今日はどんなアレンジだろう?」と、朝礼が少しだけ楽しみになるはずです。

 

◆ 結論


「昔から、こうやってきたから」
「声を出すと、気合が入るから」

 

その思考停止が、社員一人ひとりのユニークな個性を塗りつぶし、金太郎飴のような組織を作っています。

 

常識を疑いましょう。そして、意味のない唱和は、さっさとやめましょう。


組織に必要なのは、「統率された声」ではなく、「多様で、時には不協和音を奏でる個々の思考」なのですから。

 

……と、まあ、ここまで熱く語りましたけど。

 

たまに、めちゃくちゃ声のいい人がリードする日の社訓唱和は、ちょっとだけミュージカル気分で悪くないです。

 

なんてね。