どうも。あなたの組織に潜む「善意の押し売り」を、勝手に言語化する「しまラボ」所長、しまです。
先日、知人(研究対象D)のオフィスで、世にも奇妙な光景が繰り広げられたそうです。
業務時間中、突如として鳴り響く「ハッピバースデートゥーユー」の、どこか気の抜けた合唱。
その中心で、満面の笑みを浮かべる上司とは対照的に、引きつった笑みを浮かべているのが、本日の主役、Aさん(28歳、独身、彼氏ナシ ※本人談ではない)。
デスクには、部署のメンバーから半強制的に集金されたであろうプレゼントと、近所のスーパーで買った感満載のケーキ。
Aさんは「あ、ありがとうございます…」と、かろうじて声を絞り出す。周囲は義務のように拍手。
しかし、その笑顔の裏で、何人かの社員が「(今月、出費きついんだけどな…)」「(私の誕生日、来月だ…憂鬱…)」と考えていることを、私は知っているのです。
……え?
これ、何の茶番ですか? 会社って、仕事しに来るところですよね?
◆「会社の誕生日会」の、狂気を勝手に分析してみた
私の「そっとしといてくれ人間」の魂が、激しく共鳴しました。
この、一見心温まる「会社の誕生日会」という風習。
これこそが、社員のプライバシーと財布と精神を、じわじわと削り取る「三位一体のハラスメント」なのではないでしょうか。
【狂気ポイント1】「善意」という名の、プライバシー侵害
そもそも、なぜ会社に自分の誕生日を公開し、半ば強制的に祝われなければならないのでしょうか。
「お祝いされて嬉しいでしょ?」という、あまりにも無邪気で、一方的な決めつけ。
ここに、この風習の傲慢さが詰まっています。
世の中には、誕生日を静かに過ごしたい人間もいれば、年齢という超デリケートな個人情報を知られたくない人間もいるんです。
特に、プライベートと仕事はきっちり分けたい私のような人間にとって、これはもはや「精神的な土足侵入」に他なりません。
これ、何の訓練ですか? 個人の境界線を曖昧にするための、集団生活順応訓練ですか?
【狂気ポイント2】「一体感」という名の、同調圧力と不毛なタスク
「みんなでお祝いしようよ!」という、一見ポジティブな言葉が、最強の同調圧力と化します。
この空気の中で、「私、参加しません」「お金、出したくありません」なんて、口が裂けても言えません。
言ったが最後、「協調性のないヤツ」「冷たい人間」というレッテルを貼られるのは目に見えています。
さらに、プレゼント選びという超高難易度ミッション。
大して親しくもない相手の好みを想像し、当たり障りのないハンドクリームやマグカップを延々とネット検索する時間。集金袋を回す手間。
これら全て、本来の業務を圧迫する「見えない負債」です。
息子が将来、「会社の人の誕生日プレゼント、何がいいかな?」と悩んでいたら、私は「そんな会社、さっさと辞めちまえ」と真顔で答えるでしょう。
◆ 全国の管理職と、PayPay様への、勝手な改善提案
もちろん、ただ文句を垂れ流すだけでは、しまラボの名が廃ります。
この地獄のバースデーループを、合理性とテクノロジーで断ち切る、画期的な提案を考えました。
【提案1】会社は、祝うな。関わるな。
大原則として、会社は社員の誕生日に一切関知しない。これが、多様性を尊重する成熟した組織の姿です。
どうしても福利厚生として何かしたいなら、全社員に一律で、誕生月にAmazonギフト券でもメールで送っておけばいい。
公平で、誰にも迷惑をかけず、プライバシーも守られる。完璧じゃないですか。
【提案2】PayPay様、お願い!我らを救う「そっとしといてファンド」を開発してください!
もし、どうしても有志で祝いたいという「お祝いしたい教」の信者がいるなら、テクノロジーで解決しましょう。
社内SNSに「匿名ギフトファンド」機能を実装するのです。
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100円から参加可能。誰がいくら入れたかは神のみぞ知る。
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主役は「お祝い受取拒否モード」を選択可能。拒否した場合、ファンドは翌月の対象者へキャリーオーバー。
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集まった金額で、AIが最適なプレゼントをサジェストしてくれる。(例:3,200円 → ちょっと良いコーヒー豆セット)
このシステムがあれば、「祝いたい人」は心置きなく祝え、「そっとしといてほしい人」はその平穏を守られる。完璧な棲み分けが実現するのです。
◆ 結論
「みんなで祝えば、嬉しいに決まってる」
「職場のコミュニケーションのためだから」
その「良かれと思って」が、誰かの心をすり減らし、余計な仕事とストレスを生み出しています。
常識を疑いましょう。そして、善意の押し売りは、今すぐやめましょう。
会社は、仲良しグループごっこをする場所ではなく、多様な個人が、プロフェッショナルとして成果を出す場所なのですから。
……と、まあ、ここまで正論をぶちかましましたけど。
結局、目の前にケーキを出されたら、誰よりも早く一番大きいイチゴをかっさらっていくタイプです。
ええ、個人の感想です。
