TBSの火曜10時枠の「逃げるは恥だが役に立つ」。
録画が待ちきれなくて、テレビの前で待機しているほどハマっています。
私はやはり、ドラマは明るさや楽しさが感じられるものが好きです。
(下町ロケットや半沢直樹みたいな骨太でしっかりしたものには引き込まれるけど、ドロドロの不幸なものは敢えて観たくない…)
原作
作者は海野つなみさん、講談社kissで連載中の漫画。
一応最新巻までは読了…これについては別記事で書こうと思います。
テレビのパロディを面白おかしく散りばめ、ラブコメ要素もありつつ、お仕事についての考察も多く描かれています。
海野さんは巻末のあとがきで、恋愛漫画ととるかお仕事漫画ととるかで解釈が違ったり分かれたりするのではと書いていましたが、その通りだと思います。
逃げ恥と空飛ぶ広報室
私が一番好きな過去のドラマが「空飛ぶ広報室」。
プロデューサー・演出のお一人に土井裕泰さん、脚本は野木亜紀子さん、主演は新垣結衣さん。
逃げ恥はこの名前が並んでいたから期待していました。
過去の作品の傾向からいって、主人公ゴリ押しのキャスティングはおそらくしない。
(ただバーターはあるでしょうけど…)
それに何より、原作の世界観を壊すような作品には多分ならないという安心感があります←\_(・ω・`)ハイココ重要!
(昨今は漫画原作の映画もドラマも乱発していて、原作ファンから不評な作品も多くありますね…)
脚本は野木亜紀子さん
野木さんのお話って、ドラマのオリジナルストーリーや人物が加わっても、さほど違和感なく溶け込んでるんですよね。
空飛ぶ広報室では藤枝・珠輝・ともみ・坂手・大津とか。
ニチアサ特撮ファンとしては、桐山漣さん演じる藤枝を魅力的に描いて下さって本当に嬉しかったです。
主役のみならず脇を固める人たちにもスポットが当たって、最初はなんだコイツはと思う人も、話が進むうちに段々と愛着がわいてくる。
ガッキーや石田ゆり子さんは言わずもがな、古田新太さんや藤井隆さん、大谷亮平さんまでも皆可愛い…。
女性だけでなく男性に対して可愛いって…どうよ?
でも野木さんのお話ではそれが全然おかしくないから不思議です。むしろ恒例?
そういえばとある場面で「帝都テレビ」の文字が…スタッフさんのお遊びだそうで。
野木さん・ガッキー・空飛ぶ広報室繋がりですね。
星野源さんの演技力の凄さ
普段は無表情、仕事面では冷静で指示も助言も的確なのに、恋愛面ではとことんヘタレ。
なんなんですかね、あの小動物のような可愛らしさはw
空飛ぶ広報室の空井はリカに懐くワンコと形容されてたけど、逃げ恥の平匡は人見知りのハムスター?w
現実の星野さんとは全然違うキャラなのに、しっくり馴染んでる。
(こんなに多才な人、女性はほっとかないでしょうね…)
平匡は堅物で恋愛経験なしの35歳の男性…表情や台詞や仕草諸々の演技はお見事。乙女かとw
かなりご多忙のようだけど、体調には気をつけて活動して頂きたいです。
ガッキーが可愛い!
放送中、このフレーズを何回口にするのか…w
一瞬だけ男性になって、男目線から見たガッキーの可愛さを味わってみたい…。
今作は最初から可愛らしさとコメディエンヌっぷりが全開。
女性に好かれる・嫌われないタイプの女優さんはいますが、ここまで嫌味なく親しみやすくて愛らしい雰囲気の方はそれほど多くないような。
この点は百合役の石田ゆり子さんも似た空気を感じます。
彼女の人柄や仕事ぶり・周囲の人などの要因がいろいろあるのでしょう、本当にいい作品に出演されてきてるなと思います。
ガッキー本人のファンはもちろん、その作品にしっかりファンがついて支持するような感じでしょうか。
パロディの完成度の高さ
ガッキー演じるみくりの妄想。
情熱大陸やニュース23は自局の番組だけど…
新世紀エヴァンゲリオン(テレ東?日テレ?)
大改造‼︎劇的ビフォーアフター(テレ朝)
プロフェッショナル 仕事の流儀(NHK)
2355 0655(ETV)
サザエさん(フジテレビ)
政権放送・選挙演説・当選発表に至るまでのドラマもあったり。
原作にはない番組もありますが…違和感もなく何より面白い。
許可取りに方々走り回ったんでしょうかね、これw
どうせやるなら本気で面白くしよう!という心意気を感じます。
エンディングテーマ「恋」とダンス
星野源さん曰く「踊りたくなるような曲」、振付師のMIKIKOさん曰く「誰が踊っても可愛らしい」。
まさにこの言葉通り可愛らしいし、見ていて楽しい。そして自分も一緒に踊りたいって気持ちになる…ブームになるのも納得です。
日本語のみの歌詞で覚えやすく(サビの部分はほぼ同じだし)、キーも高すぎず低すぎない男女共に歌いやすいメロディ。
恋がテーマの曲では珍しい「夫婦」という文字にはやはり目がいきますね。
「夫婦を超えてゆけ 二人を超えてゆけ 一人を超えてゆけ」
ここの表現で本当にいろいろな人の心に響く気がしました。
私は個人的に「指の混ざり 頬の香り」という部分に特に惹かれます。
家族や恋人みたいな、パーソナルスペースの近い相手でないと、こういう感覚は実感できない…。
そろそろ折り返し地点
次の放送は第6話。
ドラマでは3ヶ月の1クールで回数は限られているし、原作でカットされる話はありつつ、オリジナル要素も加わって進んでいくのかな…。
多分ドラマのみくりと平匡も心を通わせていくんだろうと思いますが、どのような結末を迎えるのか楽しみです。
番宣で星野さんが「毎回最後にとんでもないことが起きます」といった趣旨のことを話していましたが、本当に後半の10分の展開の破壊力はとんでもないですね…w
悶えるあまりに床にゴロゴロ転がっている視聴者(自分含む)がきっと多数…w