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しろがねのバイク語り

しろがねがバイクについて試乗やツーリングの感想をあれこれ書き連ねているブログです。世にもっとバイクの情報が増えますように。

レンタルして走ったコースです。

首都高~関越道~花園IC~下道~バイパス~秩父グリーンミューズパーク。帰路はそのまま来た道をトンボ帰りです。

秩父の山ン中通って飯能に抜けて帰ってくればもっと違う景色を… いや飯能~所沢の地獄渋滞コースか。

 

レンタルして首都高に入るまでがすでに渋滞で、NT1100の挙動の不思議さというか、個性がいきなり炸裂していました。

(左右フラフラ、前後のったり)

アイポイントはそこそこ高いとはいえ、スクリーンが高くハンドルも近いバイクですから、開放感はあまりありません。そして前からの走行風は完全シャットアウト。足元はリッターエンジンの熱気。頭上は夏の太陽。うん、やっぱ渋滞はクソだな。DCTのおかげで左手は楽ですが、すでに滝のような汗が辛い。

なんとか首都高に入ってギアポジションが3以上を指すようになったものの、このバイク、風はほぼ無いものとして走らないといけないので暑さをなんとかしたいなら休憩しかありません。

花園ICにたどり着くまでに全てのSAに入って休憩したわ。そして全てのSAで水飲んでました。

 

花園から秩父目指して下道からバイパスを走りますが、ぐんと交通量が減ってNT1100の本領発揮です。特に速く走るわけでも無く、景色を楽しみながら流れに乗ってドコドコ走ります。無限に走れそう。山道も急な登り坂でなければ特に問題なく、適度なワインディングを楽しみます。普段乗ってるのがR3なんで、もっと早く切り返せたらなーとか思いながら乗ってますが、慣れてしまえばこれはこれで。車体を倒しこむとエンジン音が路面で跳ね返ってドゴオォォォとか言いながらカーブをクリアしていくのでテンション上がります。上り坂はね… DCTが早めにギア上げちゃうので、パワー不足でガクガクしがち。手元のシフトスイッチでギア下げて走ります。

秩父グリーンミューズパークまでは曲がりくねった道なのですが、景色ばっかり記憶に残ってNT1100で気にすべきところは特にありません。これはツアラーとしては正しいですね。

で、来た道を戻っていくのでそこはよいとして。

ツアラーバイクとしてはバイクを運転していることに意識を割かず、風景を楽しんで走れる最高のツアラーです。サスもいい仕事をするので、まさに走るソファー。風がこなさすぎて自分が何km/hで走ってるのか全然分かりません。この辺、スクーターぽいですね。

バーハンドルなのでいろいろ装備を追加するのも簡単です。カスタムで装備追加しすぎて、えらいことになってるNT1100もいますからね。この上で生活しとるんかみたいな。

 

 

Tracer9GT+ Y-AMTをYSPで。

NT1100とトランザルプをドリームでそれぞれ見積もって来ました。

まだトランザルプに未練があります…

走ってて一番気持ち良かったのトランザルプだものな…

 

・トップボックス

・ドラレコ(なぜかスマートモニターしか選択肢無し)

 

これは全車見積もりに入れた上で、TracerはETCが標準装備ではないのでETCを追加で(ETCは標準装備に入れてほしいな…)

トランザルプはグリップヒーターとナックルガードを追加で

それぞれ見積もっています。

 

結果、TracerとNT1100はほぼ同額。トランザルプはNT1100とのデフォルト価格差をそのまま維持という感じです。

トランザルプはナックルガード外してセンスタにすべきかもしれん。

 

Tracerの方が車体価格が高価でETCも後乗せしているにも関わらずTracerとNT1100がほぼ同額ということで、ドリームはいろいろ追加で乗せているのが分かります(悪いとは言ってない。全部説明受けたし)

 

同額になるならNT1100はここで落としてよかろうと判断しました。Tracerの方が乗ってて楽しかったし。NT1100の方がラグジュアリー感がありますし、楽なのは間違いなくNT1100なので、もうこの辺は楽しさを選ぶか高級感&楽ちんを選ぶかですね。

 

あとはトランザルプとTracerですが、乗ってて気持ちいのはトランザルプ、楽しいのはTracerです。トランザルプ、クルコン乗ってたらなぁ(サードパーティ製の後付けクルコンはありますが…)

トランザルプは足付き以外の穴がありませんが、Tracerには明確に素晴らしい点と目を覆わんばかりの欠点が同居します。欠点は足元の常時熱風とウィンカーボタン、左スイッチボックスの狂ったボタン配置、Y-AMTのギアスイッチ音(停止時にガッチョンガッチョンシフトダウンしていく音)、固すぎる足回り。素晴らしい点はスポーツ性とツアラー性の両立。このパッケージは素晴らしい。

何よりY-AMTの脳直結感が楽しいんですよね。やっぱりバイクはクラッチが無きゃ… とか足ガチャがないと… という声が一定あることは分かりますが、個人的にはクラッチ操作や足ペダルに価値を感じてないのでY-AMT大歓迎です。

世界市場でもEクラやDCT車の販売台数が伸びているので、クラッチや足ペダル必須派は少数派になっていくんでしょうね。

支持を得られるものが生き残るわけですし。

納車されて、教習所以来のギア車だぞ… と恐れおののきながら跨り、ゆっくりスタート。

公道に出てギアチェンジ… アクセル戻してー クラッチ切ってー ペダルを… 上げる!(1 ⇒ N) そしてクラッチ戻してー アクセルまわ(ガオオォン)んんん? あ、はい、ニュートラルか… そういえばそんな概念あったな…

もっかいペダル上げ、あ、クラッチ切るの先か… ペダル上げて、クラッチ繋(ガクガクガク)速度が下がり過ぎてた… こういう時は… えー… 困ったら半クラだ!

 

てな感じでエンストこそしなかったものの、一通り初心者イベントをこなしながら帰宅。

翌日、慣れるために200kmほど爆走して5回くらいエンストしました。

 

まぁそういうのは覚悟の上で乗り換えたからいいんだ。

 

 走行感

 

R3はよくR25と比較されて「低速トルクが太い」とか「回さなくてもトルクが出る」とか言われますが、R25どころかギア車に乗って来なかったので比較するものがありません、というのが大前提です。

R3は派手なエンジン音はしません。低回転では低い音でドロドロいってますが、4000辺りで音がスムーズに繋がり始め、7000回転を超えるあたりでガオォと吠えはじめます。

公道では交差点停止から1速スタートして交差点出るまでに3速か4速まで上げている感じです。

3速でもアクセル操作を丁寧にやらないとけっこうなバックトルクがあるので、さっさと上げたくなる感じですね。4速は下は25km/hくらいでも普通に走れるので、交通量の多いところはだいたい3~4速で走っている感じです。流れているところでは5速に入れて、3~4000回転くらいで走っています。

6速は50km/hも出ていれば使えますが、若干苦しそうなので基本的に下道で6速に入れる機会はあんまりないです。

ということで、各ギアの楽な速度帯があんまり重なっていないので、まぁシフトチェンジの機会が多いバイクです。

高めの回転数を使うことを許容するなら3速か4速でずっと走ってもいいですけどね。

バイパスや高速道路では6速で走ることになりますが、追い越しをかけるときにギアをキックダウンする必要は特にありません。6速でも100km/hからでも回せばモリっと速度が上がってスムーズに追い越しをかけられます。120km/hは特に問題なし。ただ7000以上回るのでずっとこの速度だと振動が気になる(あとエンジンが吠えてる)ため、高速道路では基本は流れに乗って走行車線を80-90km/hで流しているのがいい感じです。

逆に低速はといえば、ADV160で培った低速スロットリングなど鼻で笑うレベルで安定してゆっくり走ることなど造作もありません。まぁ半クラ走行ですけどね!渋滞はお断りです。

カーブは滅法得意というか、まぁSSなので当たり前ですが脳裏に描いたラインをぴたりとトレースしてスパッと曲がっていく快感があります。ハンドルは全然切れません。重心動かして車体を傾けて曲がっていきます。セルフステアは強くも弱くもなくちょうどよい… 何がちょうどいいのか分からんですが、オーバーにもアンダーにもなりにくく、バイクと一体になって曲がっていく感があります。ヤビツ峠とかめっちゃ楽しかった。

とりあえず基本に忠実にバイクの重心に自分の重心を近づけてニーグリップしておけば思い通りに走ってくれるバイクですね。まぁ前傾しろってことですが。

 

排熱

それなりです。ファンが回ると下からもわっと熱気が上がってきます。走ってる最中でも熱気は分かるので、冬場は良いですが夏はそれなりに熱いですね。我慢できるかどうかは人に寄ります。私は夏もずっと走ってます。

 

ツーリング適性

めっちゃ高いよ。荷物が積めないからシートバッグくらいは用意した方がいいですけど。

上半身が直立に近いくらい体を起こせるので、がんばってバイクと一体になっている必要が無いときは前傾姿勢を取る必要は無いです。要するにズボラ姿勢ですが、これが楽ちん。

快走路なら燃費は30km/l近くいくので、14リットルのタンクに物を言わせて350kmくらいはさらっと走れます。

ただYAMAHAの燃料計あるあるですが、燃料計が点滅を始めてもまだ1/3くらいはタンクにガソリンが残っています。走行距離300kmくらいで点滅する感じですかね。点滅したからと慌てて給油すると10リットルも入らず、なんでやねーんと叫ぶ羽目になります。

思ったように走れるし姿勢は楽だし300km以上走れるしで、これ乗ってるととにかく走りたくなります。サスは可もなく不可もなくですが、まぁデコボコしてきたらケツ上げればいいだけなので。

ただ、遠出しようとすると必然的に高速やらバイパスやらを使うことになるため、風とは戦わないといけません。R3が一番体力を消耗するのはこれかな…

 

 

たまーに信号待ちなどでスタートしようとするとスコンとエンストしたりしますが(クラッチをちょっと荒く繋ぐと起きる… かも。毎回ではない)、欠点らしい欠点も無く、乗りやすいんじゃないでしょうか。

フルカウルスポーツの登竜門というか。初心者向けというか。そしてそのまま乗り続けてしまうベテランが多いのも分かる。そんな素直なバイクですね。私も二台持ちできるんなら大型を買った後もずっと持ってたいバイクですね。

ズボラに走ってて、ここから回すぞという時に着座位置を後ろにずらして前傾になって「さぁ、いくぞ」と気合入れるのがとても楽しいですね。