しろがねのバイク語り

しろがねのバイク語り

しろがねがバイクについて試乗やツーリングの感想をあれこれ書き連ねているブログです。世にもっとバイクの情報が増えますように。

大型二輪免許を取り、いろいろ試乗し、見積を済ませ、今は納車を待っております。

下取りに出すYZF-R3に乗っていたのは約9ケ月。走行距離はだいたい5,700kmでした。

 

乗り換えの原因はR3が気に入らないわけでも壊したわけでもありません。

酷く首を寝違え、それ以来首を後傾させると右腕が痺れるようになってしまったためです。

 

バイクに跨って前傾姿勢を取ると首は否応なしに後傾するため、右手が痺れてアクセルを開け続けるのが困難になります。

これは困ったぞ… と思いながらもだましだまし乗っていたのですが、リハビリなどしつつ一向に状態が良くならないので、まだR3の走行距離が少ないうちに売却するか… と泣く泣く決断しました。

R3は上半身ほぼ直立でも乗ることができますが、いざという時にはSSっぽいポジションを取って走れるから楽しいのです。

あー右手つれーって言いながら乗るようなバイクではないのです(そんなバイクは無いですが)

 

これはもうR3降りてついでに大型に乗り換えるか、と決断して教習所に通い、そこで乗った教習車のNC750のトルクの太さに感激したりもしましたが、だからといってNC750がR3より楽しいかというとそんなことはなく。

大型二輪免許取ってこれはと目星をつけた試乗車に乗るために遠くのYSPやドリームまでR3で出かけていってレンタルして、レンタル終えてTransalpイイねーとか言いながらR3に乗って実家に戻ったような安心感に包まれて帰ってくるわけです。

いやもーカーブ曲がる時の感覚が違い過ぎていっつも最初ビビるんだよな…

 

SS登竜門にして終のSSに選ばれることもあるほど乗りやすいR3。もしSS乗ってみようと考えている方は是非試乗してみてください。乗れるうちに乗っとかないと私みたいに乗れなくなるよ!

 

ハンドルは全然切れないが、曲がるのが得意という体験は他の車種ではなかなか。

自分でも意味分からんのですが、R3で一日中走りたくなったので下道を使って赤城山まで行ってきました。

16号を使って千葉の北端から渡良瀬方面へ抜け、渡良瀬川沿いに50号線や122号線を使ってひたすら西進。

前橋くらいまで来ると関東平野も端が見えてきて「お、あれが赤城山か」と遠目に目的地を見ながら機嫌よく走っていきます。

最初に「あれが赤城山か」と思ってから1時間半くらい赤城山に向かって走っていた気がしますが。

普段は風景の中に山が無い生活をしているので、山岳が見えてくるとテンション上がりますね。

 

家を出てすぐにガソリンスタンドで満タンにしておいたので、R3の航続距離をもってすれば本日は無給油で走り切れる想定です。

とりあえず赤城神社まで往路は約150-160km。

高速道路ならどうということは無いですが、下道中心でしかも市街地を走るので4時間くらいは覚悟しています。

 

群馬や栃木あたりまで来ると道も広く交通量も減ってくるので、なかなか快走できます。農免道路も多いので信号も少ないです。

ツーリングライダーも多く走っていて、ハーレー軍団がドコドコいいながらイエローカットして追い越していくのを眺めつつのんびり走っていきます。

信号が少なく快走の状態であれば、R3を基本は5速で走らせています。燃費もいいしね。よほど流れていれば6速に上げてもいいですが、ちょっとした速度ダウンで50kmを割り込むと5速に下げたくなるので、もうずっと5速です。

基本的にこの辺りの排気量のSSはギアガチャが多くなるので、ギアガチャしたくない人にはお勧めできない車種です。

 

そんなこんなでようやく赤城山の麓についてからっ風街道に入ります。からっ風街道なんて名前が付いてるけど大した風吹いてないよね、と思いながら街道に入った瞬間強い横風に晒されまくりでびっくりしました。これはからっ風街道だわ。

 

さて、赤城山を南から登るルートは県道4号と16号です。16号は電波届かんので交通状況がよく分からないということで、4号に回ります。

 

あー渋滞してるー…

 

SSバイクでかっこよく登攀してってやるぜ、という目論見は脆くも崩れ、車列に従ってずるずる着いていきました。

山頂の大沼湖畔にたどり着いて赤城神社に参拝したあとランチ休憩。ここまでの走行時間は… 約5時間。

さすがに5時間ノンストップ下道は初めてです。体の耐久力的には移動距離よりも走行時間が大事なので休憩は長めに取ることにします。

 

帰路は16号ルートで山下り。こちらは非常に道が細く、稜線沿いなので道の両側が崖とかいうスリリングな光景もあります。

カーブも70以上あった気がする。

2速3速でワインディングを楽しんでいたら、後ろから車に煽られたりもしましたが、すぐにバックミラーから消えていきました。こんな細い山道でバイク煽ってるんじゃないよ。無理に決まってるでしょ。

中型SSは細いワインディングでは大型より速い(こともある)よ。ヤビツ峠でTracer9GT+乗っててGIXXERにまくられたからな…

 

無事に山を下りてぐんまフラワーパークを掠めつつのどかな道を走ります。燃料計は残り3目盛ですが、燃料計がアテにならないのはYAMAHAバイクあるあるなので気にしません。どうせ点滅状態になってもまだ4リットルくらい残ってるし、それだけあれば100km以上走れるし。

 

帰りはまた下道5時間走る気にはなれなかった(東京・千葉に近付くに従ってどんどん交通状況悪化する)ので、高速使って帰りました。

R3はストレス解消にぶっ飛ばすぜー! というバイクでは無いので(できなくはない…が風と戦うのがきついです)、100km/h以下巡航でのんびり走ります。羽生ICで一休みして、あとはひたすら車列の中をブンブン走ります。やっぱ高速道路つまんないな。

 

ともあれ無給油で無事帰宅。帰路は180km程度で2.5h。行きの半分の時間ですね。

燃料計は最後の1目盛に入ってますが、まだ点滅していません。後日燃費計算したら31km/Lくらい出てました。

ワインディングでは回していましたが、行きの下道も帰りの高速もあまり回転数を上げずに走っていたのでなかなかの高燃費…低燃費?です。

燃費って良いとか悪いとか言うのは分かるんですが、燃費が良い状態を指して低燃費って言うのはしっくりこないですね。燃費が低いってことは悪いってことなんじゃないかと思ってしまう。

 

今回の走行距離は300km少々ですが、ツーリングでケツや腰にダメージを与えるのは連続走行時間と総走行時間なので、それを考えると8時間近くバイクに乗りっぱなしだったにも関わらず翌日特になんともなく、イイ感じで乗れていたのだなと思います。

 

R3はロンツーにお勧め。

 

ADV160のような150ccクラスのスクーターでツーリングってできるの?

とかたまに聞かれます。

いやできるに決まっとろーもん。ADV160に走れない道はねーぞ!(言い過ぎ)

 

まぁ不整地はやめといた方が良いですしオフロードは無理ですが、舗装されているなら林道だろうがなんだろうが別に…

 

1年ちょいで1万km弱走り回りましたが、ツーリング先は主に房総半島でした。房総半島の東西南北バイクで行けるとこは全部走った気がする。

 

普通自動二輪免許を取ると同時にADV160が納車されたため、バイクで公道を自動車と同じ速度で走る、という体験が初めてでした。これ怖くね!生身で60km/hの風受けてるんだけど!

と言っていた二日後には館山道に乗って一路房総最南端へ。

排気量160ccってどこまでできるのかなーって気になったもので。

 

一般道を車と同じ速度出して走るのはなかなか恐怖体験なのですが、高速道路は交差点無いし信号無いし横から飛び出してくる物体も無いし、周辺の自動車との相対速度も大したことは無いので、風圧が強烈なだけで慣れてしまえば楽なものです。

スクーターなので大きな段差を踏んでケツが浮くとちょっと怖いですが、事前に身構えることができれば大丈夫。

100km/hでエンジンは8000程度回っていますが、元々このクラスのスクーターが「おっ 意外とこいつ走るな」というレビューが多いのは高回転域を常用していてパワーバンド付近を使っているからでしょうね。

何が言いたいかと言うと、普段からそれなりに回転数が高いので100km/hで走ったとて振動はそんなに激しくならないです。

117km/hくらいがMAX速度ですが、まぁそんなに急いでもしょうがないので80-100程度で巡航します。

 

超楽。スクーターだし、高速道路なのでアクセルだけ気にしておけばいいです。

ADV160のあとYZF-R3に乗りかえてから改めて思いましたが、風防のしっかりしたスクーターってやっぱり速いです。

捻れば一気に高回転に入るし、スクリーンが風を遮るのでドライバーからすると「あれいつの間にこんな速度?」ってなりがちです。

つまりこの一見中途半端なサイズのスクリーンが利いてますね。

 

頭を伏せて腕をぎゅっと畳むとスクリーンの風防域にすっぽり入るので、速度を出さないといけないときはこれをやりましょう。館山道みたいに車線数が片側単線になるような高速道路だと、左車線をのんびり流してきていたような速度で走り続けるとスゴイ煽られるので…

ちなみに雨が降ってきた時もこの態勢でかなり濡れるのを抑えることができます。前方のカウルも大きいので下半身はほぼ濡れません。

 

結論、高速道路は80-100km/hで楽に巡航可能です。左端の走行車線をずっと走っているかどうかは状況次第ですが、燃費重視の一定速度維持なトレーラーくらいならするっと抜いていくくらいの加速はできます。

当然一般道も言うに及ばず。中低速が本領ですが、やたら流れの速い一般道も問題なく走れます。

低速で走ることに慣れておくと、酷道ややたら細い道なんかも不安なく走れるので、舗装林道から住宅街から農道から高速まで本当にどこでも行けるんですよね。スクーターはエンストしないのが強い。

ただギアを入れられないので、傾斜した道路での信号待ちなどは常にブレーキ握ってる必要があります。

どちらかの手が必ずブレーキ握ってないのいけないのは、たまにしんどい時があり、パーキングブレーキかギア車の足ブレーキが欲しくなります。

当然停める時も前後傾斜がきつい場所はやめといた方がいいですね。サイドスタンドだけだとちょっと不安。センスタありますけどね。

房総館山ツーリングは高速で館山までいって、そこから九十九里沿いを北上するといったルートで途中から九十九里を外れて山の中を走ってましたが、実用航続距離は約250-300kmくらい。もうちょい走れますが、田舎を走るときはこの「もうちょい」を軽視するとたまに酷い目に遭うのでこのくらいで給油しといた方がよさげです。

 

スタートが飛び出し気味になるとか低速維持が難しいという人は左ブレーキ(後輪ブレーキ)を引きずり気味にかけながらアクセルを使うと、乱暴に言えばギア車の半クラと同じような挙動になります。これはカーブも同様。特に下りカーブなどはブレーキ引きずって入ってください。エンブレがあまり効かないので(ブレーキ離すと下りだと加速しちゃうので)

 

バイクのテクニック動画なんかをスクーターに置き換えて視聴するのがなかなか難しかったりしますが、だいたい左ブレーキの使い方がカギですね(乱暴)