経済音痴のおじさんですが、経済のことならこの人と言うべき人を持っています。何度もご登場願っている三橋貴明氏です。
三橋氏の話はとても分かりやすく、まるで経済の分からないおじさんでも、経済の話で仲間に入れるようになりました。
安倍晋三氏が二度目の首相になったとき、三本の矢と称されたデフレ対策でデフレを脱却するかに見えましたが、当時おじさんは消費税は絶対に増税してはならない、もしアベノミクスが失敗することがあれば、それが原因だと予言しました。
下の投稿は、おじさんの消費税関連の記事を纏めたものです。
考葦おじさんの〝消費税関連記事〟を読んでくれ!!
http://ameblo.jp/silvergrayt/entry-11955082271.html
おじさんのようなにわか勉強の経済音痴でも、そこそこ聞くに値する事を書いているのが分かるでしょう。経済はお金の話です。国債が国の借金というのはその通りですが、では債権者は誰ですか。国債を所有している人ですね。外貨建て国債なら外貨で償還しなければなりませんので、手持ちの外貨がなければ支払えません。
しかし、円建てならお金が足りないということはありませんね。しかも国債の多くは日本の個人や企業が持っています。だったら、国民の債権と見ることも出来ますよね。国家が存続する限り、貨幣価値が下がることはあっても絶対に紙切れにはなりません。
デフォルト(債務不履行)になるのは償還する通貨を自国で発行できない国であることがご理解いただけるでしょうか。また自国で発行できたとしても、自国の通貨が国際的ではない場合は、外貨建てで発行しなければ誰も買ってくれません。すると償還時に当該外貨が必要になり、用意できないとデフォルトになります。
通貨スワップ協定というのは、緊急に外貨が必要なときに、一定の限度額まで用立てて貰えるという約束のことですので、いざという時にとても有り難いものです。もっとも日本ぐらいの円の力と経済力になると、この協定は相手国を助ける意味しかありませんけどね。切れた韓国とのスワップ協定をもう一度と韓国内で話しているそうですが、話すのは勝手ですけど、あの国は助け甲斐がないばかりか難癖さえ付けてくるし、都合良くすぐに忘却しますよね。そんな国と絶対に協定を結んではけません。その詳しい理由は当ブログのどこかに書いています。検索して下さい。
また話が逸れてしまいましたが、三橋氏のブログにこんな言葉が引用されていましたので、そのまま引用します。
「大企業の業績の果実が国内の中小小規模企業、その従業員に行きわたらないようであれば、アベノミクスは失敗であると考えています」
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12133264952.html
おじさんが言いそうな言葉ですが、これはおじさんが言った言葉ではありません。では一体誰が言ったのでしょうか。それは安倍首相その人です。拙文をご覧の皆様は失礼ながらおじさん同様、この言葉の範疇に入る人ではないかと愚考しますが、自分のところまで〝行きわたっている〟という実感はありますか。
ないならアベノミクスは失敗です。そしてその原因は中国経済減速の影響も大きいでしょうが、消費税の増税です。税金だけを先に取られ、収入が増えない、まさにおじさんが予言した通りの現象が起こっています。ここで財政出動しなければすべてが水泡に帰します。さらに消費税増税分をカットすればなお良いですけれど。
この国にきちんとした学者・評論家が居ないわけではないのです。ただ政府が財務官僚や財政健全主義の学者に意見を求めるから逆行した政策を立ててしまうのです。
by 考葦(-.-)y-~~~