この方、4冊ほど日本で著書を出されている。在日や留学で来られた方ではなく、他国在住や他国籍の朝鮮族という来歴でもない。つまり、韓国で生まれ育ち、韓国内の反日に疑問を感じた希有な韓国人である。
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厳しいというより、同胞を揶揄するようなトーンで書かれているので、韓国に居住していて大丈夫かと心配してしまうが、氏の愛国心が随所に窺える事は事実である。おじさんはこの『沈韓論』しか読んだことがないけれど、つい先日、日本語のブログがあることを知った。行ってみると、何とアメブロではないか、早速、読者登録を済ませ、少しずつ過去の記事を読んでいるところである。
シンシアリー氏のアメブロURL
http://ameblo.jp/sincerelee/
おじさんと(在日又は帰化)朝鮮人との関係は昔から薄く淡いものであった。中学の時、2つ上に活発な男勝りの女性がいて、その人が『朝鮮人』だと噂で聞いた。教えてくれる方も在日か、国籍が北か南かなど意識してなかったと思うし、差別的な感情から言っていたわけでもない。聞く方もそうなんだと思っただけであった。
その女性とは何度か話す機会があったと記憶するが、他愛もない短い話題だったと思う。やがておじさんが2年になった時、入れ替わりに女性の弟というのが入学してきた。在学中、姉よりも多く話す機会があったと思うが、ちょっと世間を斜に見る性格に加え、乱暴者かつ軽いお調子者で、信頼感に乏しい奴だったと記憶している。誰々と喧嘩した、何か小さな悪事をはたらいた等の噂が聞こえてきたけれど、学年が違うし、直接、見たわけでもなく、所詮、噂の域を出ない話であった。
あとはもう一つ、まだ二十歳前の大昔こと、東京の足立区の方で、夕方、友人宅を訪れるのに早く着きすぎたので、男の連れと時間つぶしのために駅から遠く離れた小さな喫茶店に入ったことがある。注文をして何気なく店内を見回すと、向こうの座席でこちらに正面を向いている先客の若い女性と目が合い、あちらが軽く微笑んだので、こちらもつられて微笑みを返した。
珈琲を飲み終え、会計をして店を出ると、男が五、六人の男が待ち構えていて、「顔を貸せ」という。こちらは「約束があるから」と交わそうとすると、強引に引っ張っていくので、抵抗せずにされるままにしていると、薄暗い路地に連れて行かれた。
カツアゲか何かだろうと思ったが、一応、理由を尋ねたところ、おじさんが女に色目を使ったと言うんだね。その時にはそんな女の子が居たことも忘れていた。何かの間違いだろうというと、その子が一緒に着いて来ていて、おじさんが笑いかけてきたのか、という男の質問に頷いた。おそらくそっちが笑っている様に見えたから、こちらも笑ったんだと説明したが、彼氏か何か知らないが、そいつが頭に血が上ってしまっていて、まったく話が通じない。
連れがイライラしてきて、それでどうしろと言うんだ?、と聞いてしまった。それで一緒にいた五六人の男が一斉に大声を出し始め、胸ぐらを掴んできた奴も居た。二人はあの頃、現役のスポーツ選手で、おじさんは陸上だったが、連れはボクシングだった。おじさんは逃げれば誰も追いつけないだろうが、連れは足は速くない。多分全員ノックアウトしてしまうから、悪くすれば警察沙汰になり、凶器使用ということでボクシングの道を閉ざされるかも知れない。
そんな事を考えながら、「で、俺に何をして欲しいの?」と聞いた。謝れ、誰に、女にという遣り取りがあって、「君がそれほど腹が立ったのなら、その時言ってくれれば良かったのに、本当にごめんなさい」と謝った。
おじさんは若い頃から平和主義者であり、何事も穏やかに解決する方針で来ていた。みんな振り上げた拳の落としどころが無く、それぞれ捨て台詞を吐いて去っていった。最後に振り向いた女の子の表情からは何も読み取れなかった。強いて言えば、おじさんたちと一緒に行きたいと思っていたかも知れないなと、都合良く解釈している。容姿は十人並みといったところで、数日後に会っても分からなかっただろう。
「何だ、あいつら何だったんだ」と連れが言うので、「何がしたかったんだろうね」と言いながら、目的地の友人のアパートに着いて話を聞かせると、「あそこらは朝鮮人が多いらしいんだ。まあ、A(連れ)がいるから負けはしなかっただろうが、怪我でもさせたら面倒なことになっただろうな。金でもない、痛い目に遭わせるでもない、そいつは一体、何がしたかったんだろうな」と友人も首を傾げた。
当時、おじさんの解釈では、男はまだ彼氏にまでなっていなくて、一生懸命口説いていたのかも知れない。そして、彼女の前で男を見せたかったのではないかと推測していた。一応、謝らせた事で体面が保てた、といったところではなかっただろうか。
想い出話が長くなってしまった。だが、このブログの目的であるシンシアリー氏のブログ紹介は終えたので、この記事はここで打ち切ろうかと思う。今思えば、あの女の子は高校生ぐらいで、男と仲間の連中も、高校生か働いていても社会人になって間もない雰囲気だった。まあおじさん達と同じ様な年齢だったと思う。
今なら朝鮮男性の火病も知っているし、韓国女性の狡さも知っている。だからどうだと言うのではないが、こんなレベルの人間が一人前の口を利くことに腹を立てるかも知れない。知ることは必ずしも人を幸せにしない。不細工で軽そうな男だったが、彼の恋愛は成就したのだろうか。彼女の卑怯な振る舞いはその後の人生に益を与えただろうか。それではまた……。
by 考葦(-.-)y-~~~