犬のしつけについて思うこと | 人と動物の心の架け橋

人と動物の心の架け橋

人と犬のための植物セラピー


最近、犬のしつけについて思う事があります。

基本的に、しつけは必要だと思っています。

家庭犬でも、基本的なマテやオスワリ、フセはきちんとできた方が良いですよね。


しつけって何の為にしますか?

犬のため?人間のため?

これはどちらのためでもあります。

お互いが一緒に生活するうえで、やはりどちらのためにもなるんですよね。

何かあったとき、飼い主の指示に従うことが出来れば

安全にすばやく非難することも可能でしょう。

でも、いくら言っても言うことを聞いてくれないとしたら

時間がかかりますよね。

決して、言いなりにするためのしつけではなく

お互いが安全に気持ちよく生活できるレベルで良いのではと思います。


まぁそうはいっても、体の大きなワンちゃんなどは

コントロールをするのが大変な分、しつけも厳しいのかもしれませんね。




さて、しつけをしてきたんだけど失敗をしちゃった。

甘やかしすぎてしつけが出来ていない。

そんな方も多いと思います。

私も初めて飼った、以前のワンコがそうでした。

これは私の経験からのお話です。

全ての子に当てはまるかはわかりませんが、参考になれば。


甘やかして育ててしまったワンコ。

マテ、オスワリ、フセはちゃんと出来ていました。

でも、お散歩のリード引きと、他のワンコにグングン向かっていくのが

いつまで経っても変わりません。

そこで、あるイベントに言った時、しつけ教室がありました。

そこの講師の先生にお話を伺って、どうしたら良いのかアドバイスをもらったんです。

目の前でハーフチョークとリードを使ったしつけを実践してくれました。

でも、それは私にとってとてもショックなものでした。

当時、ワンコの体重は4キロくらい。

そのワンコが宙を飛ぶんです。

リードを強く引っ張られてキャンっと鳴きながら。

やってみてと言われても、軽く引っ張るのが精一杯。

それを見て、そんなんだから飼い主が舐められるんですよ。

それじゃぁ、いくらやってもこの子は変わりませんよ。

そう言われたのを今でも覚えています。


家に帰って、この子の為にも頑張らなくちゃと思った私は

お散歩の時はハーフチョークをつけてリードでコントロールを始めました。

でも、全くよくならなかったんです。

逆に、ワンコはガウガウ嚙む子になってしまいました。

何かをしようとすると本気で嚙む。

何度も手に穴が開いたり、流血したり。

それでも、なんとかしなくちゃとしつけをしていたんです。


今思うと、なぜ、教えてもらったしつけがダメだったのか、よくわかります。

ハーフチョークを使ったリードコントロールが悪いわけではないんです。

そのしつけを「信頼していない私」「やりたくないと思っていた私」

それがワンコを苦しめてしまった原因です。


$人と動物の心の架け橋-まゆげ犬2


犬は人の気持ちを察します。

しつけは信頼関係が大事といいますが、その通りです。

しつけをする側が信頼していない方法でしつけをして、

良くなるはずがありません。

そんな事にも気がつかなかった私が、本当に情けないと思いました。


もちろん、そのワンコに合ったしつけ方法を選ぶのが一番ですが

飼い主さんがその方法を信頼していないのであれば、やめたほうが良いと思います。

いろんな本や人伝で聞いた方法も、これなら一緒にがんばって行ける!

そう思えるものを選ぶときっと良い結果が出るのではないでしょうか。

しつけの先生、ドッグトレーナーさんなどとも、やはり信頼関係が大切です。


しつけをしようと考えた時、まずはワンコに合う方法、

そして、飼い主さんが信頼できる方法、

最後に一緒に頑張っていけると思えるものを選んでみてください。

自分の家のワンコの事は、家族が一番わかっています。

他の人にどう言われても、自分の選ぶ方法をとりましょうね。

大切な家族なんですから^^