皆様こんにちは。
先日のお休みに、私は伊予神社に行ってまいりました。
この伊予神社と称するお社は二つあります。
一つは月読尊を主祭神とする伊予市上野のお社。
そしてもう一つは、彦狭島命を主祭神とする松前町のお社。
四国四県はもとより、気になる神社仏閣を訪ね歩く私にとって、この二つのお社は謎です(苦笑)。
「どちらがどう」などと不遜な考えを持たず、改めてこの二社にお参りしてまいりました。
まずは松前町の伊予神社へ・・・。
それは私の自宅から、伊予市に抜ける県道沿いのこんもりとした社叢の中に在りました。
車を止める都合上、正面参道からではなく境内西北に空いた樹間を潜るようにして足を踏み入れると、とても立派な五輪塔群(4基)に迎え入れられます。
まずは、この五輪塔にびっくり。
およそ私の背丈ほどもある鎌倉時代の作とされる古色蒼然とした五輪塔には、近付くことすら許さない強いエネルギーを感じます。
恐らくは、かつて、この「入らずの森」とされた界隈は、広大な森だったのでしょう。
そこを結界するお役目を持っていた五輪塔に深い尊崇の念を抱かされます。
流造の本殿に加え境内には、山之神社・猿田彦神社・厳島神社・竈神社が配されています。
境内やお社には、今や余り人の手が入って無いらしく少しもの寂しい雰囲気すら漂っていましたが、そんな状態がまた心持を豊かにさせてくれる素敵な神社でした。
そして車を走らせること5分。
今度は伊予市上野の山裾に鎮座する伊予神社へ・・・。
先ほどのお社とは違って、十分にお手入れされた境内と本殿は、月読尊がお祀りされるに相応しい立派なお宮さんです。
かつて河野氏の尊敬を受け、また大路藩主の祈願所でもあった神社には、拝殿・中殿・本殿と立派なお社の他、時雨神社・弥光井神社・山本神社・猿田彦神社などが配されています。
中でも時雨神社は、かつて伊予郡24か村の祈雨を行う社だったとか。
先に訪れた伊予神社(松前町)に勝るとも劣らない力強い神社でした。
お近くにお住まいの方は、是非一度訪れてみてください(微笑)。