先日、須磨寺さんで開催された「えほん寺ピー」で読まれた本のご紹介です。
毎回、新しい絵本に出会えることも楽しみのひとつです。
長谷川摂子 作、 降矢なな 絵、福音館書店
この絵本を子供に読み聞かせている景色を思い浮かべるだけで幸せな気持ちになります。
♪あったとさ~ あったとさ
文章のリズムも楽しくて、何度も読みたくなる絵本です。
きたむらえり 作、きくちちき 絵、福音館書店
おばあちゃんにあげるりんごがみんなの優しい気持ちに繋がります。
大人になると、ついつい”等価交換”を期待してしまいますが(笑)
返ってくることを望むのではなくて、目の前の人を笑顔にすることで全てが丸く収まることを教えられます。
大人って・・・打算的でいやぁね。。。
真珠まりこ 作 チャイルド社
パンを作る工程までもが丁寧に描かれている絵本です。
どろぼうが出会ったパン屋さんは”おたから”は何かを伝えてくれます。
本当の幸せはひとりでは成し得ないもの。
周りを笑顔にすることが幸せに繋がることを教えてくれます。
「戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦」
鈴木まもる 文・絵 あすなろ書房
これは有名なお話です。
映画化もされたように記憶しています。
戦争がどれほど愚かで無意味なものかを思い知ります。
だって、いくら国同士の戦いと言っても相手は同じ人間で、自分達と同じように家族があり夢があり人生のある人達なのですから。
銃口を向ける先の相手は
あまんきみこ 文、村上豊 絵、ポプラ社
これも有名なお話です。
平家物語に伝わるエピソードです。
須磨寺さんにはこの青葉の笛の現物が展示されています。
そして、この笛の持ち主であった敦盛の首塚も須磨寺にあります。
自分の息子と同じ年頃の敦盛の首を討った直実の気持ち。
そして、情けをかけようとした直実の申し出を断って首を差し出した敦盛の心。
ここでも戦争が愚かで無意味で悲しみしか残さないことに憤りを感じてしまいます。
「戦いとは何か。人を殺すことが手柄なのか。…。武士とはいったいなんなのか。」
直実の自問自答は今もなお戦争をやめない現代の人間達に向けた言葉でもあります。
歴史は繰り返すと言いますが、戦争だけは繰り返してはいけないものです。
戦争を大義名分にして偉そうな顔をしている人達はどんな感想を述べてくれるのかとふと思います。
読みもしないでしょうが・・・
それこそ、大義名分を自慢げに語るのでしょうね。
自分にも親があり、子もあるでしょうに。
今年は戦後80年ということで、たっちゃんの選書も平和を意識した本になったようです。
平和への想いと現実への危機感が感じられる選書でした。
絵本は楽しくてかわいいだけの読み物ではありません。
この絵本たちのメッセージを子供達のピュアな心はどう受け取るのでしょうか。
お仕着せではなく、押しつけでもなく、純粋に感じてほしいと思いました。
子供達の未来が平和な世の中でありますように。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2025年10月25日(土)11時半~13時半頃まで
(14時完全撤収につき、13時ラストオーダーの厳守をお願いいたします)
場所 中道地域福祉センター
神戸市兵庫区中道通4-2-8
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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