2025年9月23日(火)
"いこいの広場3丁目"様が映画上映会を開いてくださいました。
今年の1月に公開された映画ですが、私、見逃していまして。
今週、リバイバル上映される元町映画館にいつ行けるかと悩んでいたところ、この上映会のお知らせを頂きました。
今回、鑑賞できて良かったです。
この映画は何度も観てみたい・・・きっとその時の心持ち次第で様々な見方ができるかと思います。
登場人物の誰にフォーカスするかによっても違う見え方になりそうです。
4,5年前に「心の傷を癒すということ」という映画がありました。
阪神淡路大震災後に被災者の心のケアのために奔走された精神科医の安克昌先生の著書を元に映画化された作品です。
今回の作品はその安先生の実弟である安成洋さんがプロデューサーをつとめられました。
午後からの部ではその安さんのお話しもお聞きできたのですが、午前中の映画鑑賞だけ参加させていただきました。
観ながら、色んな想いが頭の中を渦巻きました。
在日3世の女の子を中心にストーリーが展開していきます。
阪神淡路大震災の年に生まれているというだけで成人式の日に「震災から20年ですが~」とマイクを向けられることへの違和感。
覚えてもいない当時の事や家族の歴史を語る親世代への反発。
ホンマやな~とシミジミしてしまいました。
私達にとっては一大事だったはずの震災も30年前のことで、体験した私たちでさえも記憶が薄れてきているのに若い人達にその当時のことを語っても理解できないのは当たり前のことです。
想像することはできても、理解しろというのは無茶なことです。
私達世代が戦争の事を聞いてもピンとこないのと同じことなのに。
記憶を語り継ぐことと、その記憶を無理に刷り込もうとすることは別物なのだと気づきます。
過去の事を語ることで、それを教訓として伝えたい気持ちはわかります。
でも、この先の未来を生きていく人達はその過去を知らない、知らなくても生きていくことができる人達であることも確かです。
映画の中でもがく主人公の葛藤に心が揺さぶられます。
家族って何だろね?
国籍って何だろね?
自分はどう生きたらいいんだろうね?
前の世代の人達が苦労したことはわかるけど、今の自分達には今の時代の苦労があるわけで。
どっちが大変とか、どっちがエライとか・・・そんなもんじゃないよね。
でも、先に生まれた人達って、ついつい自分の苦労話を語りたいのよね(気をつけよう)
子供達に自分達と同じ苦労をしてほしいわけじゃないでしょうに。
苦労自慢をして悦に浸っている人達を冷めた目で見ている若い人達が気の毒になってきます。
時代が違うからわからなくても仕方がないのに。
全編オール神戸ロケの映像は見慣れた景色がたくさん出てきて、それだけでも楽しめます。
先日お散歩した丸五市場や家の近所の東山商店街も画面で見ると新鮮です。
「港に灯がともる」今後の上映予定
元町映画館 9月20日~26日
自主上映会 10月13日(月)13時半~16時
垂水レバンテホール
(こちらは”しんぐるまざーずふぉーらむ”の安木麻貴ちゃん主催です)
ご都合あえばぜひどうぞ。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2025年9月27日(土)11時半~13時
(14時完全撤収につき、13時ラストオーダーの厳守をお願いいたします)
場所 中道地域福祉センター
神戸市兵庫区中道通4-2-8
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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