食育
いつからこのワードが聞かれるようになったのでしょうか。
もちろん、内容的にはとても大切な事です。
サイトを見ると難しいことが色々書いてありますが・・・
要するに「”食べる”ことを大切に考えろ」ということでしょうか。
夕方、お米を取りにきたママちゃんとしばらくお話をする時間がありました。
最近、またスーパーのお米の棚が空っぽな状態が続いています。
いつになったらお米を安心して買える日が戻るのでしょうね。
若いママちゃんが私に言ってくれました。
「お米が無い今だからこそ、お米がどんな風にできるのか、農家さんの作業はどんなふうなのか、自分達の手元にお米になって届くまでの過程も含めて子供達と一緒に調べて話しをしたいと思っています」
とても嬉しかったです。
これこそ、生きた食育です。
食育って、自分が何を食べるかを考えるだけではなくて、食べ物が大切であることを意識することでもあります。
残さず食べる、好き嫌いをしないで食べる・・・基本中の基本ができているでしょうか。
彼女のおばあちゃんは戦争を体験した人だったので”食べる物が無い”ことも知っている人だったそうです。
おばあちゃんはお釜に残った米粒をきれいに指でとって、最後はお茶をいれて一粒残さず食べていて。
その姿を見て育った彼女はうるさく言われなくても、お米が大切であることを教えられました。
以前、こども食堂でそれこそ一粒残さずキレイにご飯を食べた男の子を褒めたことがありました。
その子は褒められることそのものが不思議だったようで(彼にとっては当たり前のことだから)
解せぬ顔をしていました。
彼曰く、「おばあちゃんがお米の一粒一粒に神様が1人づつおられるから残したらダメって言ってた」
おばあちゃん、ステキ💕
食育とは・・・小難しい冊子をめくりながら先生の話を神妙に聞くことではありません。
日々の生活の中で、ひょっとしたら私達が当たり前だと思って見過ごしているようなことを今一度確認して実践していくことです。
ご飯の前には「いただきます」、終わったら「ごちそうさま」
好き嫌いなく残さず食べて。
旬の食べ物や季節行事の食べ物を一緒に楽しむ。
食べることが生きるために大切なことだと言う事を生活の中で大人が子供に伝えていくこと。
昔むかしは家庭内で自然に伝えられ、教えられ、身についていたことが「食育」という言葉を持ち出さないとできない現実が悲しいです。
「食育」という言葉を聞くたびに何となく感じていた違和感の理由はこれだったのですね。。。。
人は食べないと生きていけません。
単にお腹がいっぱいになればいいやーでご飯を食べていませんか。
食べることをもっと大切にしてください。
何を食べるのか、誰と食べるのか、どこで食べるのか・・・
「こどもワクワク食堂」では子供達に食べることの楽しさを伝えています。
”みんなで食べたらおいしいね!”
キャッチコピーは永遠です。
ひとりでのんびり食べることがダメって言ってるわけではありません。
私だって、お気に入りのカフェで頂くひとりランチが最高の気分転換になったりしますから。
でも、たまにでもいいから、みんなで一緒に食卓を囲む時間も作ってほしいなと願います。
みんなで食べるご飯はお腹だけじゃなくて、心もいっぱいにしてくれます。
”食育”って特別なことではありません。
ご飯を食べる時間を大切にしてください。
家族の健康は日々のご飯で守られます。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2025年6月28日(土)11時半~13時
(14時完全撤収につき、13時ラストオーダーの厳守をお願いいたします)
場所 中道地域福祉センター
神戸市兵庫区中道通4-2-8
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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