社会の片隅で | ネコのつぶやき

ネコのつぶやき

家族、仕事、趣味、ネコの話し・・・のんびり、まったりとした時間をご一緒にどうぞ

買い物の帰り、自転車で走っていたら歩道にひとりのおじさんが座っていました。

そばには集めてきたであろう空き缶が入った大きなビニール袋がたくさん置いてありました。

袋の横でおじさんはカップのアイスクリームを美味しそうに食べていました。

 

すごいたくさん集めたもんね。

今日は蒸し暑いし。

ご褒美のアイスクリーム、ゆっくり召し上がって💕

 

心の中でおじさんにエールを送りながら前を通り過ぎました。

 

 

 

自転車で走りながら切なくなりました。

空き缶を集めて、それを売って生活の足しにしておられるのでしょう。

こういう話をするとたいがいは”自業自得”とか”自己責任”とかいう冷たい4文字熟語が飛んできます。

ホントに自業自得なのかな。

自己責任という言葉で済ませることができる状況なのかな。

 

私は”自助努力”という言葉が大嫌いです。

先の言葉と共に、それは余裕のある人が使う言葉です。

どんなに頑張っても、頑張っても・・・

もうこれ以上、どう頑張れば良いのかもわからないくらいに疲れている人に言わないでください。

 

 

生産性と効率を追い求め、利潤だけを追求してきた日本社会が行きついた結果が”今”です。

ものすごく空しくて、切なくて、悲しいと感じるのは私だけでしょうか。

競うことを求められ、勝つことが正しくて、利益の出ないことは切り捨てられる。

その循環にうまく乗れた人はいいかもしれません。

最初から乗れなかった人、落ちこぼれた人、乗るのを止めた人達は社会から取り残されていきます。

 

それでいいのかな。

いいはずはないよね。

利潤の追求だけが人生の目的って悲しくない?

もちろん、その利潤の追求の上に今の私も生活しているわけだけど・・・解せぬ。。。

 

 

こども食堂の運営を始めてから”相対的貧困”という言葉を知りました。

 

相対的貧困

「生きるか死ぬかの飢餓レベルというわけではないけれど、同じ国・地域の人とくらべて(=相対的にみて)収入・資産が少なく、生活も厳しく不安定な状態」のこと

たとえば、冷蔵庫を買うお金がない、修学旅行に行けない、友達との集まりに参加できない・・・などなど。

 

日本は先進国と言われながら、この相対的貧困率が異常に高い国でもあります。

「がんばったら何とかなる」って思えない国になっているのです。

 

 

これを「自己責任」という言葉で切り捨てられたら悲しすぎます。

いつからそんな冷たい国になったんだろ。

働いても、働いても、税金だなんだと搾り取られて手元にはほとんど残らないという矛盾。

どんどん変な国になっていくのね。

 

 

子供達にこの変なままでこの国を引き継ぐわけにはいきません。

かといって、私に何ができるんだろうね。。。

こども食堂で何か役に立つものを~とみんなに配っても微々たるものでホントに役に立ってるんだか、どうなんだか。

ものすごい無力感に襲われます。

(一緒にがんばろうね~の気持ちだけは伝わっていると信じたい)

 

私達、大人にできることは何だろ。

 

空き缶を集めているおじさんのことから色々考えてしまいました。

こんな変な国にしちゃったのは大人だよ。

まともな国に戻さないと子供達が可愛そうだよ。

この変な国が普通だと思ってしまっている子供達に責任とらなきゃ死ねないよ。

 

 

子供達の未来が平和で穏やかな世界であることを願います。

そのためには、私達、できることを考えなくちゃ。

もう少し、頑張ってみましょう。

何ができるかわからないけど。。。

 

社会の隅っこでも幸せを感じることができますように。

 

 

 

 

 

次回の「こどもワクワク食堂」は

2024年7月27日(土)12時~14時

場所 国際交流シェアハウス やどかり

神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
 

 

 

 

 

月に一度ではありますが、

いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。

なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが

「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。

相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。

私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。

自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!

ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!

お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで

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