ある方とお話している時にとても大切なことを教えていただきました。
彼女は専門的な立場から子供の居場所を運営されています。
お話をお聞きしていても、とても素敵な居場所であることがわかります。
通えている子供達は幸せやなぁ💕
その居場所でいじめがありました。
発達障害の子をいじめた男の子。
いじめた子供に対して「そんなことをしたらダメでしょ」と制するのが良くあるパターンです。
でも、違うねん・・・と彼女は続けました。
いじめた子供にはダウンちゃんの弟がいます。
重い障害のある弟に両親は付きっ切りです。
彼はいじめている相手に障害があることをわかっています。
そして、その子をいじめることが良くないこともちゃんとわかっています。
それでも、自分の中にあるモヤモヤしたものをどこかにぶつけないと居られない彼の心の内を思います。
ダメだよ・・・って止めることは簡単です。
彼を叱ることも簡単です。
でも、そうじゃないのです。
彼女の話を聞きながら、私は胸がいっぱいになって涙が溢れてきました。
幼い心には重すぎる課題を背負う彼の気持ちを思うと切なくなります。
もっとお兄ちゃんの事を構ってあげてと親に正すのも何だか違います。
パパもママもきっと必死です。
別にお兄ちゃんのことを放置しているつもりもないはずです。
ひとりでもダイジョウブ。。。って思っちゃっているのです(私も経験者です)
自分達が一緒にいなくてもひとりで何でもできるから。
実際に恐らくあまり手のかからない子供なのでしょう。
年の割にはしっかりしている。
だから、弟に集中していても大丈夫。
そして、その状況を彼も十分に理解しているのです。
それでも、やっぱり寂しいよね。
弟ばかりじゃなくて、自分のことも構ってほしいよね。
どうしてもやりたくていじめているわけじゃないの。
自分で自分の心を持て余した結果だと思うの。
彼を抱きしめてあげるのは親じゃなくてもいいのです。
寂しかったね、悲しかったね、辛かったね。
背中をさすりながら話を聞いてあげるのは本当は親の役目かもしれないけれど、隣のおばちゃんでもいいと思う。
子どもは日々、成長していきます。
不安定な時期だからこそ、誰かが見守っていることが必要です。
余分に手を貸すのではありません。
大丈夫だよ・・・って後ろから見守ること。
居場所とは物理的な場所だけを指す言葉ではありません。
その子供が「自分はここに居てもいいんだ」と安心できることが居場所の条件だと以前、教わりました。
私達が運営しているそれぞれの居場所が誰かの拠り所になっていればいいなと思いました。
誰かが見ていてくれると感じるだけでも人は安心することができます。
子供達を見守ること。
子育てから離れて久しい私達にとっては逆にご褒美をいただくような感じです。
子供達の成長を身近に感じることができるってとても幸せなことです。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2024年3月23日(土)12時~14時
(3月は5週目まであります。第4土曜日は23日です。お間違えのありませんように)
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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