年が明けて2日目、唐突に実家のお墓参りに行ってきました。
昨日、何年かぶりに従兄の声を電話越しに聞いて
子供の頃が懐かしく思い出されました。
実は昨年の12月にお参りしたかったのですが
どうにもこうにも都合がつかず、忘れ物をした気分で年を越しておりまして。
遅くなっちゃったけど・・・久しぶりだよ。
1月とは思えぬ良いお天気でお日様はキラキラで
遠くに見える神戸の港も静かに輝いていました。
毎回、ここにお墓参りに来るたびに思うことがあります。
実家のお墓がある一角は教会関係者のお墓が集まっています。
墓石に刻まれた名字を見ながらお墓を巡っていると懐かしいお顔がたくさん浮かんできます。
まるで教会の聖堂の中、みんなで椅子に座っているような錯覚に陥ります。
お隣や前の席に顔見知りの方を見つけて安心していたあの感覚を思い出します。
今日は神父様方のお墓にも手を合わせてきました。
あの方もこの方も・・・天国に行かれてしまいました。
私、とても可愛がっていただきました。
手を合わせながら懐かしさでいっぱいになって泣きそうになりました。
私、ずっと守られているんだなと感じました。
姿は見えなくても、ずっと見守られていることをとても幸せに想います。
帰り道に、これも思い立って実家の近所にあるケーキ屋さんに立ち寄りました。
このお店は今はニューヨークで暮らす末妹が大好きなお店です。
買ってきたタルトの写真をラインで送りました。
「懐かしいな~」とすぐに返信がありました。
時差もあるのに、海も隔てているのに・・・便利な世の中になりました。
実は、このケーキを買う時、少しためらったのです。
昨日、能登半島で大きな地震がありました。
現地では停電が続き、水も無く、寒い寒い中での救助活動が続いています。
大変な思いをしている人達がおられるのに・・・
のんきにケーキなんぞ食べてていいのか???
30年前の阪神淡路大震災の時を思い出します。
お風呂にも入れず、暖房も使えず、必死で子供達の食べ物を確保したあの日々・・・
同じ神戸の中でも被害の少なかった地域に行くと
そこには普段と変わらぬ日常があって
自分の”今”とのギャップに愕然とした記憶があります。
それこそ、ケーキ屋さんの箱を手に持って歩く人の姿が別世界のように見えました。
「心を寄せる」という言葉があります。
もちろん、今の被災地の人達の不安な心に寄り添うことが必要なわけですが
一緒に気持ちを沈めてしまうことが”心を寄せる”ことではない気がしました。
今、私がこうして普通に暮らせること。
電気がついて、水が出て、お風呂に入って、ご飯を食べることができる・・・
そんな普通の生活で生まれるパワーを被災地に飛ばしたい。
エネルギーって伝わるはずだから、普通に暮らす人たちの元気なエネルギーを伝えたいと思いました。
被害の無かった私達にできることは
今の自分達の生活を大切に続けることです。
そして、少しでも停滞しそうな経済を回しましょう。
(ケーキごときで経済を回そうなんて笑ってしまいますが)
まだまだ余震が続く不安な夜をお過ごしの方々が少しでも安心できる環境になりますように。
そして、何事もなくご無事で明日の朝を迎えられますように。
今は祈ることしかできませんが、この祈りのパワーもきっと届きます。
一日も早く日常が戻りますようにお祈りしています。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2024年1月27日(土)12時~14時
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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