天国の知り合い | ネコのつぶやき

ネコのつぶやき

家族、仕事、趣味、ネコの話し・・・のんびり、まったりとした時間をご一緒にどうぞ

父が元気だった頃、知り合いの訃報が届くと

「また天国にいる友達が増えてしまった」と寂しそうに笑っていました。

私もだんだん、その父の気持ちがわかる年齢になってきたようです。

 

今日、幼馴染の訃報が入りました。

私が主催するこども食堂のことをずっと応援してくれていた人でした。

「会いたいね」とメッセージを送りあっていたのに叶わず残念です。

 

彼女は中学高校のひとつ上の先輩でもありました。

お互いの父親同士が同級生の仲良しだったので

子供の頃から家族ぐるみのお付き合いをしていました。

 

 

 

 

彼女のお母様と私の母も仲良しで

子供の頃はよく一緒に彼女のお家に遊びに行きました。

今から思えば、母にとっても唯一の息抜きの時間だったことでしょう。

口うるさい姑にあーだ、こーだと言われることなく

仲良しの友達とお茶を飲みながら取り留めのない話をする・・・

その頃の母は、まだ30代? 40代?

大騒ぎで遊びまわる子供達を放置して楽しそうに話しを続けていた母の姿を思い出します。

 

あの頃、彼女のお家の存在が無かったら・・・と考えるだけで変な汗が出てきます。

子供の立場からしても気が抜ける場所であったことに感謝します。

お菓子を食べて、ゲームをして、ただただ楽しかった思い出しかありません。

 

 

ずっと疎遠だったのですが、何かのきっかけでFacebookで再会しました。

ネコ飼いとしても話が通じて、コメントでのやりとりが続いていました。

「こどもワクワク食堂」のことをずっと応援してくれていました。

いつの日か、カレーを食べに来てね・・・その約束も果たせないままになってしまいました。

 

 

 

会いたかったよ。

寂しいよ。

悲しいよ。

 

 

今はもう痛くもないし、辛くもないところでゆっくり休んでいるのでしょうか。

彼女のお姉様にお悔やみのメッセージを送ったところ、

最期は子供達に見守られて穏かに旅立たれたとお返事をいただきました。

 

 

先に逝った人が後から行く自分達の場所を準備してくれているんだよ。。。。

寂しそうに笑っていた父のことを思い出します。

 

 

いつかは誰もがお星様になるのだけれど

わかっていても、やっぱり寂しいのです。

悲しいのです。

もう2度と会えない、あの声を聞くこともないのが

とても、とても寂しいです。

 

天国で私の場所を整えてくれている人がまた一人増えてしまいました。

 

彼女のために、残されたご家族のために祈ります。

 

 

やっぱり悲しい。。。