読みかけの本があります。
何年か前に読みたくて買ったのですが
何となく読めないままに放置していた本です(そんなんが多いな~笑)
この小川糸さんの書く文章がとても好きです。
過去に何冊か読んでいるのですが
優しく流れるような文体が心の奥の方にストンと落ちるような心地よさがあります。
先日、「今、この本を読んでるねん」と心友がバックから取り出したのが
この”ライオンのおやつ”でした。
あ~!!! 私が読み損ねている本!
その後、やっと手に取る気になって今、読み進めているところです。
ホスピスが舞台ではありますが、暗くはありません。
小川糸さんの柔らかで優しい文章が染み込んできます。
先の心友がこの本の中に出てくるおやつの話をしてくれました。
人生で最期に食べるおやつは何が良い?
人それぞれに様々な想いが巡る「おやつ」
今、私が読んでいる箇所にも何種類かのおやつが登場しました。
私は何が食べたいんだろ?
本を読みながら考えています。
人生最期のおやつです。
あなたは何が食べたいですか?
私は今、2種類思い浮かんでいます。
どちらが良いのかはまだ決められません。
ひとつは私が子供の頃に母が作ってくれたプリンです。
卵と牛乳を混ぜてカップに入れてオーブンで蒸し焼きにしてくれたちょっと硬めのプリン。
小さい頃はカラメルソースが苦くて嫌いでした。
なんで、こんな苦いモンをわざわざ組み合わせるんだと幼いながら不思議に思っていました。
大人になって、私も母になって
子供達にプリンを作った時に、意外とこのカラメルソースが難しいことに気づきました。
火の入れ加減が難しい・・・
入れすぎると焦げて苦くなるし、中途半端だと単なる砂糖の上掛けみたいだし。
改めて、母が作っていたカラメルソースが絶妙にプリンにピッタリのアクセントだったことを
思います。
お店のプリンもおいしいけど(あのモロゾフのガラスのカップに入ったプリンも好きだけど)
ふと思い出すのは亡き母が若い頃に作ってくれたプリンの味です。
同じようなレシピで作っても何か違うのよね?
何が違うんでしょうね?
母に聞いても「普通よ~」と笑いそうですが。
もうひとつは私が子供達のおやつに焼いたケーキです。
子供達が小さかった頃は家でスポンジケーキを焼きました。
泡立てた生クリームをのせて、その時期のフルーツや缶詰を飾り付けるのが
子供達の役目だったこともあります。
長男君のお誕生日の時に焼いたスポンジケーキ。
クリームで飾りつけをするためにキッチンで冷ましていました。
ふと見ると、末っ子君が(まだ、キッチンの台にやっと手が届くくらいの身長だったはず)
一生懸命に手を伸ばして冷ましていたケーキを指でつまんで食べていました!
「だって・・・おいしそうなんだもん」
つまみ食いを叱られて半泣きの末っ子君と
大事なお誕生日ケーキが真ん丸じゃなくなってこちらも半泣きの長男君と。。。。
今でも思い出すと笑えてきます。
ちょっぴり、変な形にはなりましたが、上から乗せた生クリームで形を誤魔化して
事なきを得ました。が、これは終生語られるエピソードになりました。
そんな思い出があるスポンジケーキが最後に出てきたら・・・嬉しいかも。
ホントにシンプルなスポンジケーキです。
その時のメレンゲの泡立て方で膨らみが違うという。
シンプルだけど、実は難しいと私は思います。
こうして思い巡らしていくと
おやつにもその人の人生が見えてくるようです。
私のように母が作ってくれたおやつに思い出がある人もいれば
大好きなお店屋さんのお菓子を選ぶ人もいるでしょう。
どのおやつが正解・・・って言えない。
どのおやつもきっと優しくて温かな思い出がたくさん詰まっているんだろうな。
この本、2/3ほど読み進めました。
まだ最後まで読み切っていないのですが、すでに私の中では大切な一冊になりそうです。
たまにこんな本に出会います。
最後まで読み切るのがもったいないな・・・って思う本。
変なヤツですね(笑)
ずっとその本の世界に浸っていたいと思える本です。
”終わった”って本を閉じるのが寂しい気がします。
(逆に早く読み終えたい本もあって、それはそれでまた楽しい)
さて・・・残りを大切に読み進めましょう。
主人公は最期のおやつに何を選ぶのでしょうか。
次回の「こどもワクワク食堂」は公園でのおすそ分け会になりました
2023年5月27日(土)時間は後日お知らせします
場所 東中道公園(神戸市兵庫区中道通4丁目1)
おすそ分け会で配るお品も募集中です。
一緒にカレーを食べることはできませんが、いつも通り元気な笑顔に会えることを楽しみにお待ちいたします。
エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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