母のライラック | ネコのつぶやき

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桜の花が満開になりました。

今日は上着もいらないくらいの暖かさで

あちらこちらで桜を楽しむ人の姿を見かけました。

やっと日常が戻ってきましたね。

 

 

 

 

我が家の庭にも春が来ました🌸

もう、ずいぶんと前のことですが、

母がまだ元気な頃にライラックの鉢植えを譲り受けました。

 

「植木鉢だと窮屈でかわいそうだから、庭に植えてやってちょうだい」

 

確か、高さ30センチほどの小さな鉢植えだったと記憶していますが

今や、私の背をとっくに越してあちらこちらに枝を広げるまでに大きくなってくれました。

 

昨年の秋に植木屋さんに庭木の手入れをお願いした時に

かなりすっきり切り戻してくださったので

今年は花を諦めていました。

 

 

 

 

心配していたのですが、今年も小さな白い花の房をつけてくれました💕

桜の花のように華やかではないけれど、我が家の庭の春を告げてくれるお花です。

 

母が生きている頃は

このライラックが咲くと一枝切って持って行ったものです。

いつだったか、病院に入院していた時にせめて見るだけでも・・・と思い

母に見せたらそのまま持って帰るつもりで病室に持ち込みました。

 

たまたま、その場に居合わせた看護師さんが

花が散ってもだいじょうぶなように透明のペットボトルでカバーを作ってくださいました。

ホントは病室にお花は置けないけど、

少しの間だったらダイジョウブです💕とのお気遣いが嬉しかったです。

 

 

 

 

花が好きな母でしたが、このライラックには殊の外、思い入れがあったようです。

母が子供の頃に暮らした家の庭には大きなライラックの木があったとか。

ライラックの花を見ながら幼い頃の思い出話をする母は少女のようでした。

 

ある日、若い男の人が「ひと枝、いただけませんか?」と訪ねてきたそうです。

彼の後ろには赤ちゃんを抱っこした若い女性が心配そうな顔をして立っていました。

祖母は(その当時はまだ若かった母の母ですが)喜んで大きな房のついた枝を何本も切って彼にあげたそうです。
二人は何度も何度もお礼を言って嬉しそうに枝を抱えて帰って行きました。

 

大昔の話なのに母は昨日のことのように楽しそうに語ってくれました。

桜の花にたくさんの思い出が重なるように

ライラックの花にも素敵な思い出がありました。

おかっぱ頭の幼い母を思い描きます。

若かった頃の祖母を思います。

花は時の流れを忘れさせてくれるのかもしれません。

 

 

 

その母も亡くなり、私にとっては母を思い出す花になりました。
母と共に、その母が語ってくれた思い出話も思い出す花です。

 

 

今年も咲いてくれてありがとう💕

 

 

 

 

次回の「こどもワクワク食堂」は

2023年4月22日(土)12時~14時

場所 国際交流シェアハウス やどかり

神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
 

 

 

 

 

月に一度ではありますが、

いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。

なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが

「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。

相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。

私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。

自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!

ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!

お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで

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