もうすぐ母が亡くなって一年が経ちます。
コロナ禍の影響でお世話になっていた施設にもなかなか行くことができなかったので
未だに施設に行くと会えるような気もしてしまいます。
今日は唐突に思い立って一人でお墓参りに行ってきました。
山の上にあるお墓からは神戸の港が一望できます。
まだお盆には少し日があるので広い墓苑にも人影はまばらです。
強い日差しではありましたが、吹き抜ける風が心地よくて思いがけず長居をしました。
弟がまめに掃除をしてくれているので、とりたてて抜く草も無く、
お水を汲んできて墓石にたっぷりとかけてあげました。
「今日は暑いよ。 少し、涼しくなった?」
末の妹に「お墓参りに来たよ」と風景の写真と共にラインをいれたら
「おとうさんとおかあさんによろしくね」と私がまるで生きている人に会いに来たような返信をくれました。
お墓の前でみんな元気でいることを報告したら何だか実家で話をしているような気分でしたよ。
きっと私の前で二人そろってニコニコ座っていてくれたのでしょう。
お墓を後にして・・・さて、どうするかな?
ひとりなので、久しぶりに懐かしい場所をウロウロと散歩してみました。
自分が子供の頃、暗くなるまで遊んでいた公園はその当時、とても広い公園だと思っていたのですが
今、改めて眺めると普通の町の公園でした。
お正月に凧揚げをしたグランドも、極々、普通の広場でした。
子供達が小さかった頃、良く遊びに来た近所の公園も当時の面影は無くて
新しい遊具が全く別の公園の顔で迎えてくれました。
まだ3歳くらいだった長男君が知らない子に突き飛ばされて思いっきり後ろ頭をぶつけた砂場も
その頃とは違う形状になっていました。
(こんなつまらぬことを覚えているのも母親という生き物の習性です)
あちらこちらに懐かしい場所はあるのだけれど
私が生まれて育った町は長い時を経て私の場所では無くなっていました。
何もかもが懐かしいのに、何とも言えないよそよそしい感覚。
あ~・・・ワタシ、よそ者なんだな。。。。
いつの間にか、すっかり”新開地のおばちゃん”になっていたことを改めて思い知りました。
でも、それは決して嫌な感情ではなくて、今の私が生きる場所が逆に恋しく感じるような優しくて温かな感覚です。
私を囲んでいる空気が違う気がする。。。。
ここは子供の私を育ててくれた風が吹いているけれど
今の私が心地よく感じる風はここには無いのよね。
さぁ、お家に帰ろう。
私の大切な場所に帰ろう。
同じ神戸でありながら、全く違う風が吹く町が私の大切な場所になっていました。
今日のお墓参りはその確認ができたような感じです。
こうして、時々、お墓参りに来るたびに懐かしい景色に出会ってホッコリするんだろうな。
瞬時に何十年も前の光景が走馬灯のように過ることも楽しみながら。
お空の上から私のことを見てくれている人達がたくさんいてくださいます。
とても、とても守られていることを感じます。
これから先も、きっと色々勃発するのでしょうが、私は何があっても大丈夫なのです。
たくさん守られているから大丈夫なのです。
お墓参りは私の中の”ワタシ”をフラットに戻してくれたようです。
ありがとうございます。
次回の「こどもワクワク食堂」
2022年8月27日(土)12時~
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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