本を読み始めると止まらなくなって困ります。
本の世界に没頭してしまうのですね。
本からふと顔を上げた時に現実に立ち戻るのに少し時間が必要なくらいに。
あれ? ここはどこ?みたいなヤツです。。。。
ここ最近、出会った本達はもちろん読んでいる時も楽しかったのですが
読み終わった後もしばらく余韻に浸ることができる本達でした。
なんなら、もう一度読み返そうか~くらいの勢いで
一度読んだその本の表紙を旧知の友達のように感じてしまいます。
先日読んだ村上春樹さんの「女のいない男たち」にも優しい余韻を感じました。
何気に振り返って、でたらめなページを開いて読み返してみたくなるような。
昨日、読み終えた「さくら」も余韻に浸ることができる本でした。
「さくら」は心の底の方にズ~~~ンと沈んだ温かくて柔らかい気持ちを
もうしばらく、そのまま沈めておきたいような
もう一度、表面に浮き上がらせてもう一度味わいたいような不思議な感覚です。
ひとつの家族の崩壊と再生。
バラバラになっていく家族の中で犬の”さくら”だけは変わらない。
どん底に落ちたお兄ちゃんが言った言葉が私の中で何度もリフレインしています。
「今まで直球だった球が悪送球で打たれへんねん。
神様が投げたボールを打たれへんねん。」
ずっと後になって主人公は気がつくのです。
神様は打てないボールなんて投げてこない。
ボールを投げ続けていたのは自分達の方だった・・・って。
神様はどんな球でもちゃんと受け留めてくれるのです。
この人の作品はサラッと軽い導入部分から逃げ出したいくらいに辛くなる中盤を耐えると
深い深い愛を感じる結末を用意してくれています。
まだまだしばらく余韻に浸れそうな予感ですが
次の作品「世が明ける」のページを開いてしまったので
またしばし没頭する時間に突入しそうです。
本が好きです。
本屋さんや図書館の本棚の間を歩いている時がたまらなく好きです(変なヤツです)
歩きながら本の背表紙が語りかけてきます。
「読んで!」って。
平積みにしてある本の表紙に惹かれてその本を手にすることもしばしば。
良い本との出会いは私の人生の時間も豊かにしてくれます。
ありがとう。
これからもどうぞよろしく。
次回の「こどもワクワク食堂」
2022年2月26日(土)12時~
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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