毎年、春になると神戸の街中はお醤油と生姜の甘辛い香りが満ち溢れます。
瀬戸内に春を告げる”イカナゴ”のくぎ煮を炊く匂いです。
道を歩いていると、あっちでもこっちでも「イカナゴ炊いてる💕」ってわかる匂いです。
ここ数年、そのイカナゴの不漁が続いていて
去年は全く見かけることなくそのシーズンを終えたくらいです。
そうなんです。
ものすご~~~く何かをやり残したまま春が過ぎて行く感覚。
市場に生のイカナゴを買いにいって
キレイに洗って、千切りにした土生姜と一緒に煮付けて
最後にお醤油が全体に回るようにお鍋をシャッカシャッカと振るのです。
この作業を一通りしないと春が来たような気がしないのに
お鍋を振らないままに通り過ごした何度かの春がありました。
あまりにも寂しいので茎ワカメを炊くのですが
茎ワカメはお鍋を振らなくても良いのですよ・・・・・
なんか、物足りないのよね。。。。(わがまま)
やっと、できたよ。
今年も初めの頃はとてもとてもお高くて、庶民の味どころか高級魚になったイカナゴ様でしたが
やっと(私でも)買おうかなと思えるお値段まで下がってくれました。
しか~~~し・・・・すでに大きく育っているじゃありませんか。
ホントは出始めの頃のチリメンみたいなちっちゃいイカナゴが(崩れるから炊きにくいけど)好きなんだけどな。
ちょっと大きくなっちゃってるけど、炊けるだけで幸せです。
お魚屋さんに行くと「もう、これで最後やで」と言いながらおばちゃんが袋に詰めてくれました。
「諦めてたから、買えただけでもむっちゃ嬉しい♪」と私が言うとおばちゃんもニヤリと笑ってくれました。
今、リビングは甘辛いお醤油の匂いが充満しています。
お風呂に入っても何だかくぎ煮の匂いが残っているような気がする私です。
来年は普通に店頭に並びますように。
海がイカナゴさん達にピッタリの水質になっていてくれますように(また、わがまま)
何だか、ずいぶんと長い時間、春を待っていたような気がします。
それでなくても、昨年のコロナ禍以降、時間の進み方がチグハグな気がしているのはワタシだけでしょうか。
3月になったら何度もお魚屋さんに通って、
何度もくぎ煮を炊いて、あちこちに送ったのも懐かしい思い出になってしまいました。
その頃は、ちょうど良いサイズの生イカナゴがキロ500円とか600円で売ってたのですよ。
何だか遠い目になるわ~
このくぎ煮があれば、ご飯さえ炊けば何とかなるのでありがたいです。
その代わり、「ご飯食べすぎ注意報」も同時に発令されるので危険です(笑)
炊き立ての白いご飯とイカナゴのくぎ煮とお味噌汁があればごちそうです。
やっと春が来ました。
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「こどもワクワク食堂」今後の予定
2021年3月27日(土)12時~
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
お間違えのないようにお願いいたします。
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カレーを一緒に頂きましょうね。おすそ分け会もできるかも?
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
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