昔々は美術館でした | ネコのつぶやき

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原田の森ギャラリーに行ってきました。

ここは昔、兵庫県立美術館だったところです。

この美術館がある場所から坂を上っていった所に

私が通っていた学校があります。

 

私はすっかり忘れていたのですが

「寄り道をしてはいけないという校則があったのに

この美術館だけは例外で帰り道に立ち寄っても許されていた」と

今回の展示会の案内をしてくれた同級生が教えてくれました。

 

なんだ?
その訳のわからん校則は??笑

 

 

 

 

昔、昔、県立美術館だった場所は”原田の森ギャラリー”として当時の姿のままに私を出迎えてくれました。

駅を降りてギャラリーまで歩いて行く途中で

学校帰りの後輩達の姿をたくさん見かけました。

 

当時の友達達の顔を思い出してタイムスリップしたような不思議な感覚になりました。

 

なんだかんだと言っても無邪気で楽しかったよね~

あの頃、一緒に笑い転げたみんなは元気にしているのでしょうか?

 

 

 

 

 

この原田の森ギャラリーに障害者の作品の常設展示場がオープンしました。

10月25日までは隣の展示室で特別企画展が開かれています。

この常設展示場の設置に尽力されたのが高校時代の美術の先生なのです。

 

お堅い学校の中でキラキラとしたオーラを放つ素敵な先生でした。

私はその先生の美術の時間が大好きでした。

理知的でおしゃれな先生は憧れでもありました。

 

 

今日、久しぶりに再会した先生は

相変わらずかっこよくて、当時よりもさらにパワーアップした雰囲気で

にこやかに懐かしい昔話をしてくださいました。

 

 

 

 

学校を退職された後、ご自宅のアトリエで絵画教室を続けておられます。

その教室には障害を持つ人達も通っています。

長年、障害者のアート作品にも携わってこられた先生が願い続けていたギャラリーが

やっと完成したわけです。

 

 

 

 

 

会場は静かな気迫が満ちていました。

ひとつひとつの作品からは作者の”楽しい!”が伝わってくるようです。

邪念がないのです。

ストレートに自分を表現する手段としてのアートです。

静かなのに凄みさえ感じます。

 

 

 

 

 

この作品の作者達が日頃は作業所や施設で過ごしているであろう現実を思います。

どんなに素敵な作品を仕上げても、作業療法や福祉の一部として目に留まるだけなのです。

あまりにも残念です。

その残念感を払拭すべく、このギャラリーがオープンしました。

 

もっともっと世間の人目に触れる場所で

もっともっとたくさんの人が彼らの作品を評価してくれて

それが彼らの生きる力となりますように。

 

 

 

 

 

普段はひっそりと社会の隅っこで過ごしている障害を持つ人達。

障害のある人達が世の中の真ん中でスポットライトを浴びることができる~

そんな社会になったらいいなぁと常々思っておりますよ。

彼らが過ごしやすい社会はきっとみんなが心地よいのです。

 

 

 

 

 

まだ今始まったばかりのこのギャラリーの活動が

障害者のリアルを知ってもらうチャンスになりますように。

何よりも、素敵な作品の数々から計り知れないパワーを受取ってください。

有象無象でくすんでいた心がクリーンになったような気がします(笑)

 

 

 

 

 

先生、今度、一緒に何かできたら楽しそうですね。

しばしの間、高校生に戻れた時間。

懐かしいあの頃を思い出しながら、

今の私にできることは何かしら?と作品を眺めながら思い巡らしました。

 

 

 

 

 

 

「こどもワクワク食堂」のご案内

 

2020年10月24日(土)12時~13時半頃まで
カレーのみの提供になりますが、みんなで一緒にいただきましょう。
おすそ分け会も同時開催。
子供無料、大人100円

 

 

 

 

 

次回の「ママ達のお話お茶会」は11月20日(金)10時~12時です。

「ママ達のお話お茶会」のお申し込みは
070-5463-8902 まで
「お茶会に行きたいです」とお電話ください。
メールのお申し込みはこちらまで →☆お申込みフォーム☆

 

 

 

 

 

 

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