今日は先週に引き続き、母がお世話になっている施設へWEB面会に行ってきました。
WEBだったら現地に行かなくてもいいんでない?
そうなんですがぁ・・・・
私、超がつく初心者も初心者・・・アプリをインストールしただけ(笑)
前回に続いて、今日も現地でスタッフさんにセッティングしてもらうことにしました。
次は家から参戦しよう! たぶんできるはずです!!(むっちゃ不安^^;)
しかし、便利な世の中になりました。
会わなくても画面越しにお話ができてしまう。。。。
マンガじゃないけど、タブレットの裏側に本人がいるんじゃないかと確認してしまいそうやわ。。。。
ドラえもんみたいやなぁ(すごい古代人みたい・・・!)
母はと言えば、いまいち、どこから声が聞こえているのかよくわかっていない様子で
画面の中の私が確認できているのか、いないのか?
まぁ、私でもこの状況を”不思議~”と感じているので(!)致し方ありません。
コロナの影響で面会ができなくなって
急に母の老いが進んだように感じます。
施設の方が親身にお世話してくださっているので表情はとても穏やかです。
食べることも難しくなってきました。
それでもおやつのプリンは好きなようで、今日はそのプリンの話になりました。
私達が小さい頃に母がおやつに作ってくれたプリンのことを思い出したのです。
子供にはちょっと苦いと感じるカラメルソースの味と
卵をたっぷり使った優しい甘さのプリンの味が
急に蘇ってきました。
「おかあさんが作ってくれたプリンがおいしかったね。」
私の言葉に画面の向こうの母が嬉しそうに微笑みました。
母は何でも自分で作る人でした。
プリンだけじゃなくて、パンも焼きました。
お誕生日のケーキはいつも手作りでした。
毎日のおやつもほとんど手作りだったと記憶しています。
私や妹の着る服は自分の着ていた服をリフォームして作ってくれました。
日常の家事だけでも大変な忙しさだったはずなのに
いつも手作りでした。
自分も同じ状況を体験してきて、それが超大変だったことがよくわかります。
(今から思えば、”買うより作る方が安い”と必死だったのだと思います。
親の心子知らず・・・友達の着ている既製品のお洋服が羨ましくてねだって買ってもらったことがあります。きっと、大変な算段をしたんだろうなぁと今さらですが申し訳なくなります。)
おかあさんのプリンがもう一度食べたいな。。。。
お節料理の黒豆も毎年炊いているけれど、母の味には近づけません。
母からもらったレシピで作るマドレーヌも同じレシピのはずなのに何かが違います。
まだまだおかあさんに追いつけないよ。。。。
今さらではありますが、ずっと守られてきた自分に気づきます。
そして、守ってもらってきたことに感謝します。
私がまだ子供だった頃、
今の私よりもずいぶんと若いはずなのに
私よりもずっとおかあさんらしかった気がします。
いつまで経っても、おかあさんにみたいになれないよ。。。。
母は少しづつ時間をかけて
私達にその生き方を見せてくれているように思います。
穏かな時間がこのまま続きますように。
我が家の子供達にとっての”母の味”は何だろ?
自分で作ってるとわからないや。。。。
たぶん、彼らに今尋ねてもはっきりした答えは返ってこないんだろな。
(だって、ワタシ、まだ現役やもん・・・・現在進行形)
私の行動が過去形になった時に私の何を思い出してくれるんだろ?
母と話しながらそんなことも考えてしまったひと時でした。