明日はどこから - 松たか子
昨日のブログの続きです。(食べること、笑うこと、生きること)
毎日の晩御飯がスーパーのお弁当である兄弟のことを書きました。
この兄弟がかわいそう・・・・というのとは少し次元が違うので補足させてください。
毎晩、スーパーのお弁当を食べていることがかわいそうかどうかがポイントではないのです。
彼らにしたら、それが日常であり、それが普通であり、当たり前のことなのですから。
それを違うと言いたくもないし、改善を促すことも必要ないと感じています。
彼らは私のようなお節介なおばちゃんが世話を焼かなくても大人になります。
子供の頃に弟と一緒に食べたお弁当が温かな思い出となるかもしれません。
お昼ご飯に食べる学校の給食が懐かしい味になるのかもしれません。
私達、隣のおばちゃんの役目はゆる~く見守ることです。
他所の家のご飯事情をとやかく言うことではありません。
その兄弟が子供食堂に来てくれているのかはわかりません。
それでも、似たような環境の子供達に
月に一度でもいいから炊き立てのご飯と熱いお味噌汁の美味しさを伝えられたら十分です。
お弁当を食べていても、ハンバーガーを食べていても
彼らは大人になれます。
大人になる過程で、恐らく自分で選ぶタイミングがやってきます。
そのままお弁当を食べるのも良し、
自分でご飯を作ろう!と思うのも良し、
お料理上手の友達を作るのも良し・・・
きっと様々な未来がやってきます。
その過程で私達の子供食堂で食べたご飯が
誰かの未来の思い出になってくれたら嬉しいです。
私達は昭和の時代の近所づきあいが良いこともあったけどしんどかったことも学びました。
その反動のような核家族の時代が楽ちんだけど危ういことも学びました。
今、子供食堂というステージで良いとこ取りをした近所づきあいのパターンを模索しています。
私達にできることは「また来月、食べにおいでよ」って声をかけることです。
そして、子供達が安心して集まれる居場所になることです。
一昔前の近所のおばあちゃんの家のように
自分の家とは違うけど、ほっこりできる場所になりたいです。
3月の「こどもワクワク食堂」のご案内
3月9日(土)10時~14時 「一緒に宿題しよう会」子供のみ参加可、ランチつき、無料
3月23日(土)12時開店「こどもワクワク食堂」 子供無料、大人500円
次回の「障害者のママ達のお話お茶会」は3月15日(金)10時~です。
「障害者のママ達のお話お茶会」のお申し込みは
070-5463-8902 まで
「お茶会に行きたいです」とお電話ください。
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