Wind beneath my wings/Bette Midler
ヘビメタが好きだったりゅうさんには似合わないかもしれませんが
「あなたは私達のヒーローだった・・・
あなたは私達の翼から巻き起こる風・・・
飛んで、飛んで、空高く・・・・」
この曲を思い出しました。
先日、急逝した友人のコラボ展が南京町ギャラリーで始まりました。
亡くなる前の日も、この日のための準備をしていたそうです。
入り口を入って正面の場所に
亡くなった彼の似顔絵と共に
主を失った作品達がそれでも十分な存在感を放ちながら並んでいました。
作品の脇にはお友達が持ってこられた水仙の花束が添えられていました。
りゅうさん・・・どうしてここにいないのよ・・・・
一瞬、涙目になりかけた私に受付の女性が話しかけてくれました。
「どうぞ、記帳してくださいね」
りゅうさんが焼かれる”青”が大好きだったことをお伝えしたところ、
会場におられた女性が「私がたぶん、先生と最期に話をした人間です」と微笑まれました。
亡くなる前の日も教室で生徒さん達と過ごされていたそうです。
突然、お星様になったことに一番ビックリしているのは本人かもしれません。
りゅうさん、誰にも「さよなら」を言ってないよ。
私達、誰もあなたの「さよなら」を聞いてないよ。
今日も会場となったギャラリーでいつものように恥ずかしそうに微笑みながら
作品を眺めているのでしょうね。
「なんで、俺がおらへんねん!!」とか、ぼやきながら・・・
あなたの「さよなら」を聞いてないけど
ギャラリーの作品の前で「またね」ってつぶやいた私です。
7月12日(金)~15日(月)まで
劉長煒さんを偲んで、ご友人達が作品展を開催されます。
無口で、シャイだったりゅうさんのことが大好きだった人がたくさんいます。
りゅうさんの”青”にまた会いたいものです。
みんなよりもちょっと先に逝ってしまったけど
きっとまた会えますね。
最期までロックな生き方を貫き通したりゅうさん、またね。
たくさんの感動をありがとう。
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