Diana Krall - Just The Way You Are
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昔からよく言われる言葉のひとつに
「若い頃の苦労は買ってでもしておけ」というのがあります。
私、それこそ若い頃からこの言葉にもの凄い違和感を感じていました。
わざわざ苦労する必要があるのかい????
先日、あることがありまして・・・
ふと結婚して間もない頃の事を思い出しました。
当時から、手にはかなり気を遣っていて
マニュキアは欠かさず、ハンドクリームは必需品でした。
そんな私の手を見て、あるマダムが言い放ちました。
「きれいな手ね~ 何も仕事をしていないみたい」
「主婦になったら私みたいな手にならなくちゃ!
見て!! よく働いている手でしょ!!!」
誇らしげに見せてくださった手は
荒れてカサカサのゴツゴツした手でした。
言い返したいことは山ほどありましたが
小娘だった私は何も言えず
黙って愛想笑いを返しました。
「このマダムの歳になってもツルツルのキレイな手でいてやろう!」と
心の中で固く固く誓ったのです。
今、恐らくそのマダムよりも歳を重ねてしまったと思われますが
お陰様で主婦の手としてはキレイな手であると自負しております!
思いっきり嫌味を言ってくださったマダムに感謝いたしますわ。
で・・・・何が言いたいかと言いますと
人はそれぞれに生き方も違いますし、その環境も違います。
全く同じ人生を歩む人なんていないわけです。
それなのに、時々、変な自慢をする方がおられます。
「自分はこれだけの苦労をしてきて、今がある。
大した苦労もしていないあなたが幸せになれるはずがない。」
「そんな甘えたことで立派な人になれるはずがない。」
何なの? その超上から目線は?
あなたに言われる筋合いはないよ・・・!
(と、小娘で無くなった私は言い返しそうになりましたが、今度は無駄に大人になっているので飲みこみました)
要は、最近の若い人達は苦労が足りないそうなのです。
子育ての場面でもいろんな手厚い援助があり、行政的な保護もあり
自分達が子育てをしていた頃に比べたらもの凄い楽ちんやろ・・・と言うことです。
(私的にはもっと援助があっても良いと思うくらいですが)
自分がしてきた苦労と同じ苦労をさせたいわけですか?
それって違うと思うよ。
今の若いママ達は当時のあなたの苦労とは全く違う苦労をしているのよ。
楽なんてしてないし、甘えているわけでもない。
みんな、一生懸命に自分の人生を生きているはずです。
なんかさ・・・寂しかったのよね。
本来ならば人生の大先輩として聞いてみたいこともあるし、
教えていだたきたいこともあるはずなのに
ちょっとベクトルが違う気がする。。。。
そりゃ、理解不能なこともたくさんあるかもしれないけれど
余分に生きてきた分だけ鷹揚に見ることもできるんでないかい?
小娘の時に学んだことと同じ類のことを
今、またこの歳になって再び復習したような気分です。
余分な苦労はしなくてもいいのよ。
自分にはちゃんと必要な苦労が待ち構えているから
自分に与えられた苦労だけを体験すれば良いのです。
(それは苦労ではなく経験という言葉にも言い換えられることでしょう)
人生の宿題はひとりひとり違うはずです。
自分が大概の歳になってきて
ますます素敵に歳を重ねていきたいと思います。
自分に課された宿題に気がついて、せっせとクリアしていきましょうね。
以上、先日、ちょっとカチンときたことがあったのでデトックスです。
次回の「障害者のママ達のお話お茶会」は2018年1月19日(金)10時~です。
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