むーきんぐは11月、私が福岡マラソンに出ている時に、パオちゃんにおこづかい帳の付け方を教わりました。それ以来、お金の出入りがあると、お小遣い帳をつけるようになりました。
冬休み、おばあちゃんの所に派遣された時にも、読書ノートとお小遣い帳は持って行きました。
私が帰省した日、タイヨー(鹿児島展開のスーパー)に買い物に行った時に、むーきんぐが、「お母さん、これ買って。」と言って青い財布を持ってきました。
新年用の財布売り場から持って来たようですが、おばぁちゃんが使うようなデザインで、なんか変です。
「財布は買ってやるから、それじゃなくて子供用のにしよう。」と言うと、むーきんぐも納得したようで財布を売り場に戻しに行きました。
これまでむーきんぐは、小銭入れのような簡易な財布に紐をつけて使っていました。
どうやらちゃんとした財布が欲しかったようです。
元旦に、ニシムタ(鹿児島展開のホームセンター)に買い物に行くと、子ども用の財布が売っていました。
女の子用は、キティちゃん、マイメロ、リラックマの3種類がありました。
むーきんぐが、「これにする!」と選んだのは、リラックマのお財布でした。
むーきんぐは家に帰ると、すぐにお年玉の袋からお金を引っ張り出して、財布に入れ始めました。
私:「むーちゃん、お年玉を全部財布に入れない方がいいよ。悪い人達はお正月に子どもがたくさんお年玉を持っているのを知っているから狙われるよ」
それを聞いたむーきんぐは、しぶしぶお札を財布から出して、お年玉袋に戻し始めました。
むーきんぐのお財布の中身は、おばあちゃんにもらった小銭だけになりました。
ちょっと気の毒だったので、私が先に帰る日にむーきんぐに千円札を1枚あげました。
すると、むーきんぐは大喜びで、お札の入った財布をいつも首からぶら下げて、
スーパーに行けば、
「むーきんぐがお金をはらってあげようか?」
温泉に行けば、
「あっ!いいよ!むーきんぐがみんなの分を出してあげる!」
と太っ腹。
私:「いいよ。私が払うから。むーちゃん、お金は大切に使わないとすぐになくなってしまうよ。」
とは言ったものの、「初めての自分のお財布で、自分がもらったお金で買い物をする」というのは、むーきんぐにとって、とっても楽しいことのようです。
温泉の帰りにアイスクリームを買って食べたり、100円ショップで駄菓子を買ったりしていました。
お札はなくなったのに、小銭が増えて喜んでいたむーきんぐ。
もっと賢くなろうね。
「お金は無駄遣いしちゃダメだよ。」と言い残して、私は4日に福岡に帰り、再び7日にむーきんぐを迎えに戻りました。
おばあちゃんの話では、ゲームセンターでゲームをしたり、お菓子を買ったりしたようで、財布のお金は随分減ってしまったようでした。