週末は金環日食を観測するために実家に帰省しました。
曇天に阻まれて、残念ながら、むーきんぐも私も金環日食を観測することはできませんでした。
ちょっと悲しかったけど、ほら、今年は2人とも「厄年」だから、仕方ありません。
GWの帰省から2週間ぶりの帰省となったのですが、おばあちゃんちの今の前の木で一生懸命葉っぱを食べていたイボタガの幼虫たちはどうなったかな。
最初見つけきれず、もう蛹になったか、鳥に食われたか……とあきらめていたところ。
いました!いました!
びっくりするくらい大きくなっていました。
おまけに、頭の方とお尻のほうにチリチリ伸びていた黒い角が消えていました!
枝をしっかりとつかむ足は、まるで小枝の節のようです。
自然の神秘だ。
下半身の足でしっかりと枝をつかみ、胸部にある小さめの足で、しっかり葉っぱをつかんで食べています。
若葉の方が美味しいと思うのですが、特に若葉を好むという風でもなく、行き着いた場所の、古い葉っぱも食べていました。
この木の卵から孵っておそらくこの木の葉っぱだけで、こんなに大きくなりました。
そして、蛹になって「イボタガ」というとても美しい蛾になるのです。
おばんちゃんちの居間の前のこの木。
イボタガの食べる木の葉の種類の中で、実家付近に生えていそうなのは、「クロガネモチ」なんじゃないか、と見当を付けていたのですが、
おばあちゃんの口からは「金木犀(きんもくせい)じゃらよ!」の意外な発言が。
オレンジ色の花が咲いていいにおいがすると言っているので、金木犀らしいです。
もう一匹も探しました。
こちらはまだ若いらしく、黒いチリチリの角が残っていました。
イボタガが羽化するのは、翌春らしいので、彼らの蛹化のために、木の根元の土をちょっとやわらかくしたり、盛り土をしたり、枯葉をかけたりしました。 右側にあるのがイボタガの糞↓です。
四角い形がいくつも集まったような形で濃い緑色です。
むーきんぐも一緒に観察しました。
むーきんぐは触ってみたいらしく、私にしきりに、
「おかあさん、さわって!」
「ねぇ、おててにのせてよ!」
というのですが、この巨大さに怖気好き、触ることはできませんでした。
「草の先でつついてみれば?」と提案したところ、
細長い草を探してきて、しきりにイボタガ幼虫をツンツン始めました。
幼虫は威嚇するのですが、むーきんぐにはそれが面白いので、しばらくはつついて遊んでいました。
イモムシハンドブック
イモムシハンドブック 2