花組『うたかたの恋』大劇場千秋楽公演を配信で観ました! | ヨシベエの観劇感激日記

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ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。

今回の花組さんの『うたかたの恋』


宝塚では定番の?!人気作品みたいですが、題材的に暗くて救いがない!?みたいなので(←未見の人間の偏見?汗💦)、あまり食指が動かず、結局チケットも取らずじまいでした。ネガティブ


(しかも、お気に入りだった音くり寿ちゃんや飛龍つかさくんがいなくなっちゃったしね…えーん


でも、大好きなマイティー(水美舞斗さん)の花組最後の大劇場公演だし、一度くらいはどの作品も観ておきたいし…



ということで、仕事の関係でライブビューイングは無理でもライブ配信でなら観れるかも?!と思い、思い切って楽天TVでチケットを取ることに!ウインク



午後からお休みをもらったんですが、

勤務時間が12:50まで!驚き


13:00からの配信に間に合わすため、12:45ごろにはパソコンを落とし、すぐにダッシュで退勤できるようスタンバイ!物申す


12:50ジャストにオフィスを出て近くのファミレスに飛び込み、なんとかギリギリで配信開始に間に合いました!よだれ


(近道しようとして、行き止まりの道に迷い込んだりして、逆に到着が遅くなったりもしましたけどね…σ^_^;)





さて、初めて『うたかたの恋』を観た感想は…




う〜ん、なんというか…




レイちゃん(柚香光さん)はやっぱり麗しい〜!ラブ


礼装がこんなに似合う方もそんなにいないですよね…爆笑



まどかちゃん(星風まどかさん)はひたすら可愛い〜!デレデレ


レイちゃんとお似合いだし、恋に恋する?!まだあどけない少女の雰囲気がしっかりと出ていて、待ち受ける悲劇にいっそう涙を誘われますよね…泣くうさぎ



マイティーはやっぱりひまわりのように明るくて、この暗い作品!?の唯一の救い?!


ああ、やっぱりマイティー好きだな…笑い泣き



これでもう「花組のマイティー」は見られなくなるなんて…えーん

(まだ東京公演があるけど…^^;)


うん、でもこれからはいろんな組でマイティーに会えるんだ!と思ったら、ちょっと嬉しいかも?!ウインク飛び出すハート



できれば星組の『1789』に出てほしいな…


こっちゃんとありちゃんと一緒にガンガン踊るマイティーが観たいかも?!ラブラブラブ




という妄想はともかく!?σ(^_^;)





(ここからちょっとネガティブな感想になります…

一度だけの、しかも小さなスマホによるライブ配信を観ただけで、一方的で偏った見方かもしれないし間違いを含んでいるかもしれないんですが、それでも良ければ、こういう見方や考え方もあるんだ…くらいの気持ちで読んでくださればありがたいです)




うん、でも…



やっぱり、全体としてとにかく暗い話でしんどかった!えーん


というのが正直な感想かな…アセアセ




ルドルフって、オーストリア=ハプスブルク帝国の皇太子として生まれながら、父皇帝と対立し、謎の自殺を遂げた悲劇の皇太子!?


ミュージカル『エリザベート』では、その悲劇性があまりにも強調され、実年齢(亡くなったのは30歳の時)よりも若い…というか幼い?!設定で、「儚さ」が前面に出るキャラクター設定になってますが、実際には酒と女が大好きで?!精神的にもかなり病んでいた人のようです。σ(^_^;)


そういう意味では、この『うたかたの恋』のルドルフはかなり実人物像に近い?!

(いや、あんな美形ではなかったと思いますが…^^;)



でもね…


なぜそんなに「病んじゃった」のか?!

なぜまだうら若い未来ある女性を道連れに自殺しなければならなかったのか?!



もっと掘り下げてほしかったし、そうじゃなければわざわざ作品として演じる意味があるのか…


などと、正直思ってしまいました…σ(^_^;)



まどかちゃん演じるマリーも、なぜ相手が妻子のある既婚者であると知りながら、あんなに純粋に?!「恋」の相手としてルドルフを見ることができるのか…


まあ、まさに「恋に恋していた」ということなんでしょうが、でもやっぱり自分が「不倫」をしている!?ということに対する自覚や罪悪感みたいなものがあっても良かったのでは?!



それだけマリーが純粋だったということを強調しようとしたのかもしれませんが…



いや、だったらなおさらルドルフも、そんな純粋な少女を、いくら自分自身が追い詰められていたとしても(その辺の描かれ方もなんか中途半端だったような気もするけど…?!)、道連れにしちゃダメでしょ!


(実際、ルドルフはマリーを単に自分の自殺の"道連れ"にしただけでは?!という説もあるし、さらには本当に一緒に死んでほしかったのは別の女性で、その女性に拒否されたから、たまたま自分に好意を持ってくれていたマリーを"道連れ"にしたのでは?!という説もあるみたいですよね…σ^_^;)



そういう意味で、『エリザベート』においてルドルフを「独身」の扱いにして、「革命」に失敗したから(一人で)死を選んだ!という設定にしたのは、エンタメ作品として正しかったのかも?!



などなどという思いがぐるぐる頭の中を駆け巡り、もやもやしちゃいまして…σ(^_^;)




いや、やっぱりね…


いかなる理由があっても(あるのか?!)「死」を美化するような描写はあまり好きではないし、ましてやその「死」にどんな意味があるのかこの場合よくわからないし…


しかも、自分が死ぬだけでなく相手を「殺す」ってどうなん!?


などとも思っちゃうしね…(ーー;)




いや、演じてる役者さんたちは悪くないんですよ!


これはたぶん、演出や作品そのものの持つ内容やコンセプトの問題ではないかと…



というか、はっきり言って、題材として古い!?滝汗


「この世で結ばれなかった二人が天国で結ばれる」って…



『ロミオとジュリエット』の場合は、「対立するグループ」に属する男女が恋に落ちたらどうなるか?!という明らかなテーマのもとに書かれた悲劇で、「対立」や「憎しみ合い」自体の愚かさや間違いを鋭く指摘し、観る者に訴えるものであるから、それはそれでいいんです!(と思います…^^;)


またその「死」も、勘違いとか自らの衝動に基づくものであり、だからこその「悲劇」であったわけで…



それに対して、この『うたかたの恋』における二人の「死」にはどんな意味があったのか…


家族や関係者に悲しみや動揺をもたらしただけではないか!?


と思ったら、なんかやるせなくて…




はい、というわけで、この『うたかたの恋』では全く感動も共感もすることができなくて…(; ̄ェ ̄)


いや、だからこそ!?

ショーの『ENCHANTMENT』は思いっきり楽しめました!*\(^o^)/*


(でも、星組の『ジャガービート』を観た後ではちょっと物足りなかったりして…σ^_^;)



ああ、でもやっぱり観劇はナマの舞台がいいですよね…



東京公演はぜひ最後まで無事に公演ができますように…