娘曰く、夫はとにかく会話の中に

バカにするな!

知ってる!

失望した

幻滅した


と言う言葉を使うそうだ。


これは減点法で人を見てるからだよ。

と娘はいう。


どんな風に人を見たり判断するかはその人の自由だ。


だけども、私はこういう時に発せられる言葉がネガティブで嫌いだ。


このネガティヴさは自身の問題以外に被害者意識を感じさせるから。

被害者だと言う事は、その対比に加害者がいると言っていることになる。


夫の嫌いな所

がそこだ。



自分の正しさを通すのに、自分が被害者になり誰かを加害者にする。

そうやって誰かを悪者にするけど相手にとっても

自由なことなのに。


プラダを着た悪魔はファッション業界の話。


最近ファッションに興味を持ってる夫でもあまりに専門的過ぎて知らないワードとかたくさん出てくる。

しかし、専門的過ぎる?てほどでもないワードはある意味


このくらいは知ってるよね?


という登場のしかた。


例えば

ヴァレンチノ

と言う名前は聞いた事があってブランド名は知っていても

ヴァレンチノガラヴァーニの顔まではしらなかったり、

セルリアンブルーという色の名前は知っていても

オスカー・デ・ラ・レンタの名前は知らない



そう言う人はファッション関係者では無く映画を見た人のほとんどだろう。


知らなくても問題無いし、知ってたところでちょっと自慢できる程度のこと。

だけども、ここで

知らない?と私が言ってしまうと夫はすぐさま

バカにされた!と憤慨し出す。


バカにしたつもりはないが、夫は特にこういうバカにされた?!という沸点が低い。

何気ない一言で怒り出す。

そして、そんなつもりは無いと言う相手に対して

思いやりがない、気遣いが無い、と言う。



こうなるとね、夫にとっては自分の尊厳と正義を守る戦いなんですよ。


あれこれ別の問題が入り乱れて収集がつかない。




ふと思い出した。

嵐の二宮君が結婚した時、以前から奥さんのインスタがかなりの匂わせ具合で、ファンの間で炎上していたという話。


私はファンでは無いのでマジでどうでも良かったのですが、奥さんの匂わせ具合を知るに、苦笑いした記憶が。


なぜ匂わせにファンが怒るのか理由が分からなかったし、理解できなかったけど、

最近結婚したアイドルのネットの記事を読んで理解した。

匂わせは、マウントをとってきてバカにされてる気がするから、なんだそうだ。


大っぴらにできない自慢や秘密を、匂わせ程度でも表に出す事は、インフルエンサーが知らせたい対象を下に見ていることで、匂わせという行為が成立する。


夫にとってはさして興味のない事でも、知らない?と言われるだけでマウント取られた気分なんでしょう。

それは尊厳に関わる。


てことだ。