梅雨入りが秒読み状態の奈良県です。
晴れ間をぬって、洗濯物をしっかり干しております。
天然繊維って、もともとの(植物や動物だった頃の)色があります。
それをシルクふぁみりぃでは、「生成(きなり)」と呼んでおります。
染めたり、晒したりしていない素材そのままの色のことです。
例えば極端な例で言うなら「ゴールデンシルク」は染めてない場合、金色なんです。
最初から繭が金色だったわけです。
つまりゴールデンシルクの「生成」は「金色」になります……
一般のシルクは基本的にオフホワイト系になります。
ワイルドシルクは、ロットによってクリーム色から薄茶色の間を動きます。
私など以前は、どこか観念的に、絹(繭)は白と決めていました。
でも、実は野生時代のもとの絹(繭)は金色だったり、茶色だったり緑色だったりしていました。(今もそんな野蚕はあります!)
それを中国が、宮廷で映える色に染めるために千年(!?)かけて品種改良を施し、白にしたのです。
それも、すごいことですね!!
シルク以外の、例えば麻系の「生成」にもお色がついています。
麻の生成はグレーがかったベージュって感じでしょうか。
そして毎年気候や、気温によって微妙に色が変わるのです。
今回ご迷惑をおかけしたお客様がおられます。
本当に申し訳ございません。
こちらの製品についてです。
最初に作ったロットでは、ほぼベージュに見えていた生成が、次に作ったロットでは、グレージュっぽくなっていたのです。
でも、説明には『生成(ベージュ杢)』と書いておりました。
(今はグレージュ杢と変更しています)
ベージュがほしいお客様にとって、グレージュが来たら困られました……。
ロットの変化が気づいていなくて、教えていただき感謝でした。
早々に「生成(ベージュ杢)」から「生成(グレージュ杢)」にサイト内説明を変更致しました。
でも、これから「生成」は「生成」とだけ表示したいというスタッフの意見も出てきました。
つまり、今回のようにその時の色を書いていて、どこかでロットが変わってしまっていたら困るからです。
でも私もそうでしたが「生成=オフホワイト」という概念も強くあります。
なので、やはり一応軽くお色を書いておきたいとも思うのです。
迷うところです……。
立ち返って、なぜ「シルクふぁみりぃ」では「生成」の製品が多いのか……ということは?
せっかくの天然繊維の良さを、まるごと体感するためには、できたら化学染料を繊維に加えたくないからなのです。
安心な草木染ができればいいのですが、現実問題として難しいのが現状です。
弊社の色々な製品に生成が多いこと、ご理解いただきたく思います。
肌が弱くて、染料などにも弱いお客様にも、是非安心してご着用頂きたいという気持からです。
ただ、これまで化学物質アレルギーのお客様も大勢おられましたが、染料で駄目だった方はおられません
婦人用ショーツなどは特に、オリモノなどの関係で少し色があった方が使いやすいです。
腹巻なども生成が一番柔らかいのですが、やはり黒などの方が、万一見えた時に腹巻とわからない良さがあります。(タンクトップだと思って貰えそうです!)
ヤクなどは、濃い茶色から白まで色々ありますが、そんな場合は「無染色ヤク100%」という感じでご紹介しております。
少しでもわかりやすく、丁寧にご紹介したいと頑張っていますが、なかなか難しいのが現状です。
言って下さるお客様は氷山の一角で、見えない部分で色々ご迷惑をおかけしていること申し訳ございません……。
また、なにか不都合なことがございましたら、是非ご一報をよろしくお願いいたします。
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