今朝の眩しい太陽の日差しを感じると、生きていられることが嬉しいと思います。
気温は低めですが、草木も陽光を喜んでいる感じ
このまま春になってくれたら、嬉しいのですが……
「プレーティング」って、普通は使わない言葉です。
初めて聞いたのは、絹コットンスパッツや絹コットン5本指靴下を作ったときです。
「肌に触れる内側にシルクにして、化繊の弾性糸を外側に出したいんです」
そう言って肌着や靴下を作ってもらいました。
「そんな糸遣い初めてやで!」と言いながらも作ってくれて感謝でした。
「これなぁプレーティング不良になりやすくて困るねん!」
スパッツを作ってくれている社長さんがそう言うのです。
「プレーティング不良って何ですかぁ?」
私は初めて聞く言葉で、それで困っておられるという意味がわからなかったのです。
「そやから普通は、外を絹にして内側に化繊を持っていくねん」
何度も説明してもらって、やっと分かったことは、見た目が少し悪くなるけど着用には問題ないってこと。
そして、それは普通と逆の糸使いで編み上げるからなってしまうこと。
普通は内側に伸縮糸を遣います。
そして外側にシルクやコットンを使います。
(当時は普通に『外側シルク』という表示が多かったです)
そのようにして編み上げると、見た目がキレイに上がるのです。
でも「シルクふぁみりぃ」で作る製品は、見た目よりも肌に触れる内側にシルクやコットンを配したい気持なんです。
なので見た目的に、内側のシルクがプレーティング不良で表側に線柄のように出てしまってもいいってことに致しました。
(勝手な判断ですが、表面を化学処理しないのと同じ感覚です)
例えばボールを思えばわかります。
ボールの内側に伸縮糸を持っていくと、内側が縮んでくれて表面がキレイになります。
ボールの外側に伸縮糸を持っていくと、内側の糸が外に出てきてしまってキレイに編み上がらないです。
この場合を「プレーティング不良」と言うのです。
結局、本来内側にキレイに収まってくれる絹が、外側にも少し顔を出してしまう状態を指しております。
例えば絹コットン無縫製腹巻カバーショーツに関してはこんな感じです。
こんな風なプレーティング不良による線が沢山出た場合はアウトレットに致します。
でも少しは殆どの製品に出てしまうので正規品として販売させていただいております。
■絹コットン無縫製腹巻カバーショーツ系です。
■絹コットンスパッツ系です。
絹コットンスパッツの外側に使っている弾性糸は、髪の毛よりも細いポリウレタンにきっちりコットンを巻きつけたCSYという糸になります。
なので、肌にはどちらにしても全く化繊は触れません。
でも、やはりこんな線は出てしまうのです……
当時、工場ではこんな線が出てしまうくらいなら、肌側に化繊をもってきて見た目をキレイにしたいとかなり言われました。
お店で購入する場合は、1本でもこんな線が入っているとB品になるからです。
選択が迫られました。
「あんたが言うように、肌側にシルクをもってきた製品作るなら、どんな表面の製品がでけても引き取ってくれるっていう約束だけ頼むわな!!」
「はい、HPでちゃんと説明を入れさせていただいて、お客様へお伝えします!」
見た目がちょっと……でも、肌に触れる部分がシルクの方が私的には何倍もイイと思ったからです。
今も20年近く前に決めたことは、そのままです。
かつてと違って、今は内側シルクの製品が増えました。
肌に優しい製品達が他社も含めて増えてくれるのは嬉しいことですね。
製造現場と店頭販売とネット販売。
色々な立場があって、それぞれが生きていける方向を探しながらの今日です。
弊社ではあくまで「見た目よりも健康に貢献してくれる方向」を、ずっと歩いていく心づもりなんです。
【アウトレット】や【もったいない袋】に入る製品達の中に、こんな製品もございました。
是非、理由などをご紹介したいと思った次第です。
こんなショップですが、これからも末永くよろしくお願いします。
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