こんなに暑い時期に、ウール製品の話もなんですが……!!
秋口から販売を始めようと思いましたら、今から作らないと間に合わないのです!
ウールスパッツは、ここ数年何度も何度も仕切り直しをして参りました。
今回の試作品は、ニュージーランドメリノウールを使ってウール99%のスパッツを編み上げてもらったのです。
ここ数年、毎年リニューアルを繰り返して、より良い製品を目指して来ました。
でも、それも今年のこの製品で最終になります!!
理由は、これ以上のウール編み上げスパッツは無い!
(……と、今のところ私は言い切れますから!)
特殊な糸を作って貰って、弾性糸1%で柔らかくフヮァ〜と伸びて、優しくフィット致します。
おなじみのスパッツ社長さんも、なんと80歳になられました。
最初に作ってもらった頃は、今の私の年齢くらいでした。
時の経つのは早いですね!!
(まだまだ頑張ってもらいますから……!)
私も言ってるまに80歳になりそうな気がしてきました。
ホントに、このスパッツの風合いは独特なんです。
ぬめりのあるウールスパッツに仕上がりました
素肌に着用してもチクチク感がありません。
それでも、私だったら縫い目を外側に出して着用します。
1%の弾性糸は、一応内側のウール糸の中心に入っているのです。
普通に着用しても、弾性糸は直接肌には触れません。
でも、外側の方がなめらかなNZメリノウールをより感じる上、内側のヒップの縫い目も外に出したいからです。
この下の写真は、内側に絹100%で編み上げたマーガレットロングパンティを着用。
その上に今回のウールスパッツを重ねてみました。
絹+ウール=デトックス
そんな数式はありませんがいい感じですね。
ゆったりしたウェストゴムで、今回は伸びがいいのでワンサイズで大丈夫そうです。
これまでのゆったりタイプのサイズが普通サイスになります。
包み込んでくれる、そんなウールスパッツに成長してくれた気がします。
思えば、15年ほど作っています。
毎年、色々なリニューアルを繰り返してきました。
ステキな製品を作っていけること。
何よりも嬉しいことなんです。
問題点が一つあります。
弾性糸1%になるくらいの特殊な糸を作ってもらったこと。
(髪の毛よりも細い弾性糸をメリノウールで包み込んだ糸)
高級なNZメリノウールを使って編み上げたこと。
コストが高くなっているので価格が心配なんです。
まだ原価的なものが何も出ていません。
編み上げてくれる社長さんは、
「そんなん、大丈夫やろう!売れる値段になるでぇ!」
って言ってくれています。
「ほんまに大丈夫ですかぁ!?」
実際に計算して、高くなったら嫌だなぁって思うんです。
まぁ、まずは良い製品のサンプルが出来上がったことを喜んでいきたいです。
いつも、お読み下さってありがとうございます。