この耽美で破滅的な美しい光景のなかで陰鬱で狂信的な思考にさいなまれるのはもうこりごりだ
かずある生命のなかでこういった存在に誕生したことはよろこばしいことだろうか
平面にふらふらとあやしげにただよっていたとおもえば、次の刹那にはごぼんとおとたてて頭をしずめられ泥水のおくそこへしずめられ、かとおもえばとつぜんふわりと体がかるくなってぽこりと水面にかおをだす
こんな淡い蜃気楼のようなじんせいをおくるために私は生をうけたのだろうか
日がな精神を圧窮するようなストレスのどんぞこにおかれ、欲望を押しつぶしたままストイックな生活をおくり、ゆるやかな年月のながれに身をたゆたわせたまま年老いて無様な時間を浪費してゆく人生になんの意味があるだろう?
そとは雨があがったようだ
このまま世界が永遠にとざされればいいのに