突然の、10年ぶり?の再会 | サイレントルーツの実

サイレントルーツの実

先住民文化と歩く毎日のつれづれ。
食・子育て・自然農・鉱物や菌類。癒し。語りべ。
民族楽器とともに語る昔話への道・先住民の方々との日々。
淡路島移住生活・母子疎開支援

秋も深まってきましたね。
   
部屋にいることが多くなり、これまでしてきたことを見つつ、今までの実りや収穫を味わい、祝い、喜び,分かち合い。
次の季節のために何を蓄え、手渡していくか。
深い深い夜長の、虫の音とともに内省の時間の時です。
   
先日思いがけず友人が北海道から淡路島の自宅に訪ねてきました。
10年ぶり?10年以上かな?
   
10年ぐらい前私は東京杉並のお寺の「母と子の寺子屋」にわが子と一緒に参加していたのです。
そこではお母さんたちが3,40人いたでしょうか、あらゆることを学びあっていました。
ホメオパシー、ヨガ、自然療法、絵画療法・・・・時には福井の自然林に泊まり込みで。
ホンマにいろんなことを学びあいました。
子どもたちは一緒に境内を駆け回り、お寺のお上人は時には子どもたちの予想外のわんぱくさに苦笑いもしながら温かく見守ってくださっていました。 
        
そこには韓国の神農の家系の、私たちの先生もいました。
食を通じて、農を通じてたくさんのことを教えていただきました。
   
その学びは机上の学問ではなく、ともに森にいて、土を耕す中での教え。
先生は多くを語らず、その姿勢で、まなざしで教えてくれていました。

例えば自然林できれいなセミの抜け殻を見つけた時。
「きれいに抜けているねぇ。
私たちもその時が来たら、こんな風に体を脱いでいきたいねぇ
そういう風に生きていきたいねぇ」
  
その一つ一つを、
まるで永遠にネガフィルムを脳裏に焼きつけてしまったかのように、
今も時折、生き生きと思いだす瞬間があります。
  
ああ、あの意味はこういうことだったのか、と齢を重ねるごとにつれて、その意味の深さに今も毎回驚いています。


福井の自然林。
わが息子、当時3歳ぐらいかな?
                  
                               
私はずっとその先生について学んでいたかったのですが、当時は状況が許さず。
10年経ってやっとその「時」が巡ってきたようです。  
       
10年前の仲間は今はイギリスやスコットランド、北海道、関東、名古屋と色々散らばって活躍しているそうです。
うれしいものですねぇ(ちょっとうらやましいけれど^^;)。
                  
 
淡路島に移住して新しくつながった友人が偶然、その彼女(我が家に訪ねてきた友人)とつながっていました。
世界は狭いものですねぇ。
          
2日間、私たちは共に食事を作り、女たちだけの(一人2歳の男子が混じっていましたが)素敵な時間を過ごしました。
           
10年ぶりに訪ねてきた彼女は、大きくなったお子さんと(10年前は鼻たらしてた子が今はきれいなお姉さんです)大麦を通じて1000人の仲間を探して日本中を歩いていました。
     
古い古い大麦が、潮風に乗ってやってきました。
     

           

       

明日は立冬です。                                
                                          
新しい流れがはじまったようです。