もう少したつとお彼岸ですね。
私の苗字は障子川ですが、我が家は障子川の墓を継ぐことになりました。
長男には子供がおらず、次男は娘のみで嫁に行ってしまい、長女の息子である私の夫にその役目が回ってきました。
幸い我が家は男の子がいます。自動的に私の子が障子川を継ぐことになります。
この障子川。
珍しい名前でしょ。まず電話帳にはありません。全国で調べても5件だけです。(全国珍しい名前7000選HPより)
障子川のお母さんに先祖を聞いても出身が定かではありません。
ネットで8年調べても出てきませんでした。
もしかしたら先住民?説もあり、あまりに私が先住民じゃないの?というのでやっと夫が重い腰を上げました。
自分から役所に行き戸籍から先祖を追いかけ始めました。
今まで先祖のことは全然興味の無かった、墓参りもしなかった夫が。
戸籍が無い、と夫から聞いていたのですが夫が実際に調べてみたらありました。(今までめんどくさかったらしい)
栃木県の二ノ宮・長沼八幡宮関係者でした。巫女さんだったそうです。
そして百目鬼さんが養子に来ています。
そこからさらにさかのぼり今は江戸時代。
富山からやってきたお百姓だったようです。
(栃木で飢饉があった時、村が壊滅状態、子供も減りこのままでは村は滅びるので富山から移民をとても良い条件で呼んだそうです。)
あいにくそこらへんになると文字が読めない、何じゃこりゃ、と思う文字ばかり。
古文書でも読めないとむずかしいようです。
なんとか夫はがんばっているようですが。
ここでもひとつ謎が。
なぜ「障子川」なのか。
障子川なんてただの農民がそんな名前を名乗るはずもなく。
富山の地名でもなさそうです。(ネットで検索しましたが障子川という川は無いようです)
戸籍を追うたびに先祖がどのように生きてきたかリアルに迫ってきます。
昔アレックス・ヘイリーの「ルーツ」がテレビ放送された時(当時とても話題になりましたね)、
私も大好きで全篇をみて感動しました。
これは我が家の「ルーツ」。
夫の中の何かに火がついたのか。
夫は図書館に行って栃木の歴史・富山の歴史を調べ始めました。
毎日のように障子川家のルーツを聞かされるたび、私も自分のご先祖のことが知りたくなってきました。
祖母が家系図を持っていたのですが、祖母がなくなった時、良くある親族間の遺産争いで誰かに持ち出されたらしく、今は見ようにもどこのあるのかわかりません。
私も戸籍を追っていくしかなさそうです。