【赤裸々告白】管理栄養士 谷口直隆 誕生秘話! | メンズ管理栄養士 谷口直隆の健康デリバリーブログ

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自分は一体、何者なのか?
自分の使命とは何なのか?

僕は今も日々、
自問自答している。

まだ明確な答えは見つかっていないし
これから先見つかるとも思えない。
見つかってもそれが正しいと
証明するものはない。

きっとそれは自分が生を終えた後に
他人が決める事なんだろうと
今は思っている。


今から遡る事、
7年前の2012年。
最愛の祖母が他界した。

僕は生まれた時から典型的な
お爺ちゃんお婆ちゃんっ子。
正直、親よりも大好きな
存在だった。

もし、今
もう一度会いたい人は誰ですか?
と聞かれたら一番に

「おばあちゃん」

と答える。

今でも夜道を歩いていたりすると
夜空の上の祖母に話しかけている
自分がいます。


祖母の死がきっかけで
今の僕のキャリアがスタートした。

生まれて初めて身近な家族の
死を目の前にしました。

そして、僕は
「死」というものを目の前にして
生まれて初めて「生」という事を
意識した。

こんなにも生と死って表裏一体
なんだと、
自分の肌が感じた瞬間だった。


その当時の僕の仕事は
「調理師」

知り合いの紹介で入った
特別養護老人ホームでした。

祖母の死に直面し、
「生」を意識し始めた時、
自然と自分の目の前に
道ができていました。

「食べる事とは、生きる事」

と書かれた道でした。

祖母は自分の「死」を通して
僕に「道」を教えてくれました。
動く事のできなくなった祖母の
僕への人生最期のプレゼントだった
んだと思います。

その道の先にあったのは

「管理栄養士」

という資格でした。

僕は元々、
栄養士の資格は持っていました。
その埋もれた死んでいた資格を
引っ張り出してきて
その資格に「生」を吹き込もうと
思い立ちました。

紙切れ同然だった
栄養士という資格は
祖母の死の2年後、

「管理栄養士」へと
成長してくれました。

しかし管理栄養士としては
まだスタートラインに立ったばかり。

右も左も分からないまま
手探りで進む日々でした。

管理栄養士としてのキャリアは
スタートできたものの、
進んでいる道が正しいのかも
よく分からない日々。

そして、
このままだとまた
管理栄養士という資格を
殺してしまうと感じていた僕は
去年、特別養護老人ホームを
辞めるという決断をしました。

そして、

退職後、ふと何気なく見ていた
youtubeで管理栄養士としての
価値観を一変させる動画に
出会ってしまいました。

それは

「ファスティング」

というものでした。
断食です。

もちろん宗教的な断食ではなく
健康法としての断食です。

僕が今まで学び、実践してきた事は
全て「足し算の栄養学」

一方、
ファスティングは言わば、
「引き算の栄養学」

もう目からウロコとは
このことか!
と、思える出来事でした。

今までは、進んできた道が
正しいのかさえ分からなかった。
しかし、引き算を知った事により
今までの自分の歩んできた道が
ハッキリと見えました。
客観視できたという事です。

ファスティングという事を知り
一気に視野が広がりました。
大袈裟だけど、
180度しかなかった視野が
一気に360度見回せる様に
なった気がしました。

よし、足し算も引き算も両方できる
管理栄養士になろう!
両方駆使できたら最強じゃん?
そう思えました。

今、管理栄養士として
ポップ、ステップ、ジャンプ
でいうところの
ステップのところまでやっと
辿り着いた気がしています。

そして、これからは
足し算引き算を駆使して
「掛け算」
のできる管理栄養士になろうと
思っています。

色んな知識を栄養学に掛け合わせて
1人でも多くの人を病気に
ならないようにしたい。
健康にポックリいってもらいたい。

そんな思いが
今の僕の根底に流れています。



これらの経験が今の
管理栄養士としての
僕の土台です。

そして、
今の時点での僕の、
冒頭の自問に対する答えは、
月並みだけど

「僕は管理栄養士」で

使命は
「食を通して人々を健康にする事」

です。


そしてそれらは全て

「おばあちゃんへの恩返し」

です。



僕は今日もまた
6月の曇り空の上の祖母に
話しかけてます。

「ばあちゃん、また誰かを
健康にできたら報告するからねー。
待っててやー!」