靖国参拝問題 | 日々思うこと

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本日、小泉首相が靖国神社に参拝をしました。

それに対して、私たち国民も賛否両論意見が分かれています。

そろそろ是か非か、国としての方針を明確に示す時期が来ているように思います。

小泉首相のご意見をお伺いしていると、う~ん、苦しいというのが私の率直な感想です。

色々な問題が複雑に絡み、また、個別の問題を混ぜて意見を言ってくるので、まとまるはずが無いと思います。

自分なりに問題を幾つかに分けてみたいと思います。

1、国家、個人の主権にかかわる問題に他国が口出しすること

  中国や韓国が、一国の元首に個人の心情に於いて行っている行事に対して、文句を言うのはおかしいという理屈ですが、果たしてどうなんでしょうか?

  確かに、個人の心情に対して文句を言うのはおかしいと思います。

  しかし、他方で、1国の首相というのは、個人ではなく公人だと私は思います。

  ですから当然、自分の所作については公人としての義務があり、またその公人としての義務に対して給料が支払われていると思います。

  アイドル歌手がよからぬことをすれば、当然、公人としての批判があちらこちらから起こると思います。

  1国の首相の行動に、個人という言い訳は成り立たないと思います!

  小泉さんの理屈で言えば、現在、あちらこちらで起こっている公人の事件に対して、国民も責任を取れとは言えないはずです。

2、日本の過去の戦争犯罪について

  戦争の際には、戦争を起こした国は、酷いことを行っていると思います(だから良いというつもりもありません)。

  織田信長も一銭切りを行い、軍規の粛清につとめましたし、他方では、叡山焼き討ちなどの残酷な所業を多数行っています。

  それもこれも勝った結果のなせる業であって、後世の人が判断しているだけのことです。

  勝てば官軍負ければ賊軍のことば通りだと思います。

  日本は残念ながら(負けて良かったかもしれません)?負けました。

  敗戦国には、当然、それなりの責任がついてきます。

  ですからアメリカやイギリスが行った極東軍事裁判の公平性について、今更文句を言うのは筋違いだと思います。

  日本は戦争に於いて、色々と非道なことを行ったと思います。

  それについての国家としてのケジメあるいは方針をはっきりとしなかった結果が、今日の中国や韓国への隙を作り、政権の安定材料に使われる残念な結果を生んだと思われます。

  私たちは、残念ながら、そのとき負けたんです(結果として、今日の繁栄になった訳ですから、協力していただいた国々には深い感謝が必要かと思います)。

  その結果を検挙に受け止めるべきです(当然、負の遺産ですから、それなりの痛みは伴います)。

  戦争になってしまった以上は、負けた方が何を言ったところで負け惜しみでしかありません。

  もちろんポーツマス条約等で日本は敗戦国としての要求された責任は果たしています。

  だからどこまで責任を取るのか、その部分を明確にすることが求められると思います。

  その代わり、竹島問題や北朝鮮問題、他の諸問題に対しては、断固とした態度で挑むべきだと思います。

  しかし・・・今までの、政治家や官僚の考え方と違った、明確なビジョンを持った政治家、官僚の誕生を願うばかりです。

  またそういった人を私たちの国政へ選べる選挙ができるようになりたいものです。

3、A級戦犯の合祀について

  これは、一宗教法人が勝手に行ったこととありますが、そのリストを作成したのは、当時の政治家や官僚だったと聞きます。

  2でも申しましたように敗戦国の当事者(これについては、異論があろうかと思います。ただ残念ながら、結果がでてしまったことです)たちがA級戦犯とされ処刑されました。

  日本酷いことを、たくさん行いました。

  その当事者たちが、祭られて神格化されることに被害国が文句を言う気持ちもわかります。

  ですから、それについては、国家として、良く考えるべきです。

  それに対しての、国家国民の姿勢が問われているように思われます。

  その上で、今の形で良いということなら、別に他国がどう言おうがマスコミは放っておくべきだし、みんな毅然とした態度をとるべきだと思います(その点、小泉首相は偉いと思います)。

  でた結果に対して私たち国民も責任を取るべきだと思います。

  私個人の考えとしては、分祀するべきだと思います。


私にしてみれば、現状の状況は、過去にうやむやにしてきたことが、現在の問題に発展していることだと思います。

いい加減、この問題で他国にごちゃごちゃ言われるのは辞めにしたいです。

できれば、個別に解決を行えることが理想と思います。

また、解決できる有能な政治家、官僚の誕生を切に願います。

国家の枠組みを越えて、みんな仲良くやっていくのが21世紀の人類の課題に思えます。

きちんと正すべきを正し、意見の相違については、ハッキリと意見を言い、考え方を理解してもらう。

どうしても歩みよりのできない場合もありますが・・・(妥協しろとは決して言いません)。

お互いを尊敬し、協調しあえる関係!

そんな社会になればいいと思います。


参考までに⇒  NHK週刊こどもニュース