フューチャーショック1.0グリスアップ | 巨人と苺と全音とか、ロードバイクを中心に巡る人生

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メーカーのOH対応が終了してしまったRoubaixのフューチャーショックをバラしてグリスアップしました。


先ずは普通に取外して、アウターケースの底部にモンキー掛けてインナーチューブを外します。
強引に引抜くとニードルを保持してるスリーブがつられて出て来ます。
が、ある程度引抜いて止めましょう。
その状態でグリスアップするのが無難です。

自分は何も考えずに引抜いてしまったのでさぁ大変。
もう二度と組めないかと思いました。


アウターケースに0.52と0.53と0.54のゲージがセットされててその上をニードルが転がる構造でした。
寸法の違いはよくわかりませんが、出来栄えをきちっと測ってセットされてるのかもしれません。
どのゲージがどこに入ってたかは確認しておいたほうがいいと思います。
完全にグリス切れしてる感じでもなかったですが、チューブもゲージも焼けた状態になってました。

なかなかの締りばめのようで、色々やってみますが組付出来ず。
チューブにニードル付のスリーブを嵌め込んだ状態でアウターケースにセットしてからゲージを差し込んでいくと、2枚までは入りました。
この日はここまでで諦めましたが、ゲージの差し込みが肝かなと言う感じ。
 
翌日に日を替えて再チャレンジ。
チューブにスリーブとゲージをセットしておいて、アウターケースをヒートガンで焼いてから挿入すると半分ぐらいまでは入りました。

そこからは少しづつ挿入していきますが、加熱が足りてなかったか、アウターが冷えてしまってそこからは大変。
程よい受けを探してきて、強引に優しくゲージを打ち込んでいきました。
ほんとはもっとスマートなやり方があると思いますが、なんとか底あたりするまでゲージを打ち込みして、組付完了しました。

忙しくて数日放置してからフレームに組付。

上側にシール等はなく、ブーツのリップまではグリスあっても問題なさそうだったので、ストロークさせながら詰め込めるだけ詰め込んでおきました。

どうせ内部部品の交換は出来ないので、次からは下のキャップ開けて、上から下からグリス詰め込むだけでいいような気がしてます。
過剰なグリスは上から抜けて来るだろうし。

防水目的で隙間という隙間は硬めのシリコングリスで埋めてます。
給油部と脱脂部が狭い範囲で交互にあるのが面倒くさいところ。
給油部にはタップリグリスぬって、脱脂部に油が付着しないように、都度手を洗う(手袋替える)のがこつだと思ってます。
今のところは豪雨のブルベ走っても、ヘッド周りが浸水してダメージを受けたことはないです。

バラす前より動きが良くなったので、やっておいてよかったです。
特にリバウンド側はスッと戻って来るようになりました。

フューチャーショックって、縮んで吸収するのも大事ですが、伸びて姿勢を維持できるのが1番のメリットだと思ってます。
フューチャーショック2.0はそこの辺がすごく良くなってますね。

クロモリのリムブレーキが最高と思ってる懐古主義者ですが、こういうギミック的なのも楽しいですね。
初期のプロペルとか面倒なのばっかり持ってます。