皆さんは「四十九日」という言葉を聞いたことはありますか?
仏教では亡くなって7日目を「初七日」と言い、その後7日ごとに法要を行い、7日×7回目=49日目の法要を「四十九日法要」と言います。
さて、法要は置いておきまして、この「四十九日」は特別な意味を持ちます。
病死や老衰などの場合、亡くなってから数時間から数十時間をかけて魂は肉体から抜け出ると言われています。
その後、おじいちゃんやおばあちゃんなどが迎えに来て、霊界に行くと言われています。
残念ながら、私はその場をみたことがありませんのでわかりません。
しかし、この後は私が見たモノをみなさんにお話いたしましょう。
私たちの今住んでいる世界を「現界」と言います。
そして、霊が住む世界を「霊界」と言います。
その中間に「幽現界」という場所が存在します。
この幽現界は、人間も入れるし、霊も入れる世界と思っていただければ良いと思います。
お花畑が広がる世界と臨死体験された方は言います。
広い世界ですので、お花畑や川もあります。
この幽現界はある目的のために存在します。
私たちは現界にいる間、肉体を持っていますが、霊界に行くためには肉体を捨てなければなりません。
幽現界では、肉体が無くなることに慣れる場所でもあるのです。
今から10年近く前だったと思います。
ある中学生の男の子が病気で亡くなりました。
その男の子と懇意にされていた方から、その子がどうしているのか教えて欲しいとの依頼がありました。
彼が亡くなって1週間ほどの時でした。
私は幽体離脱して幽現界に行くと、幅が4メートルほどの通路で、左側がレンガ造りの壁、右側がアーチ状の吹き抜けの窓になっている場所に到着しました。
ふと足下を見ると、その中学生が寝ています。
声をかけても彼は起きることなく、その後何度かその場所に行きました。
およそ四十九日が経った頃、彼は起きて通路の先、つまり幽現界に向かっていきました。
必ずしも、死者がこのレンガ造りの通路で寝ているわけではありません。
他の場所で四十九日を過ごす霊もいます。
よく宗教などでは、病気で亡くなったご先祖の霊なのに、苦しまれているので供養してくださいと多額の祈祷料を取ることがありますが、四十九日間寝て、魂だけの存在になった霊は、肉体の苦しみはありません。
騙されないよう、気をつけてください。
一方、事故や自殺以外の場合は、自分が亡くなったことに気づいておらず、四十九日を過ごさない霊もいます。
特に自殺者の霊は、宗教的な刷り込みで自殺は悪いことだから地獄に行くと思い込み、本人が作った地獄に行ってしまうことがあります。
この場合は、肉体がないことにも気づいていませんので、亡くなった時の息苦しさや痛み、恐怖などがいつまでも消えることがなく、未来永劫苦しみます。
また、自殺者の場合、自分が死んだことを知らず、他の方に憑依して何度も自殺を試みることもあります。