cats&docksapplause【ゾンビ】 | 猫さまと犬どのの読書日和

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【ゾンビ】

黒猫犬猫犬「どうも〜にゃんこでわんこ! cats&docksapplauseです!」

黒猫猫「いきなりなんですけどね、ゾンビってあるじゃないですか?」

犬犬「ずいぶんいきなりですね。ゾンビありますね。ホラー映画とかドラマとかで出てくるやつですね。最近ではゾンビを主人公にした漫画とかアニメもありますよね」

黒猫猫「そうなんですよ。ゾンビって人気なんですね〜、ここまで人気になってくると近いうちに子供が将来なりたい職業ランキング1位とかになってもおかしくないと思うんですよね」

犬犬「ゾンビは職業じゃないですけどね。『あー』とか言って徘徊しているだけでお給料もらえませんよ?」

黒猫猫「まあ、いくら人気と言ってもランキング1位は厳しいですかね?」

犬犬「だから仕事じゃないんだってば。誰が雇うのよ、ゾンビを? もしかして個人事業主? 確定申告の書き方悩んでいるゾンビとか嫌なんだけど」

黒猫猫「まあ、そういうプロゾンビになる人は少ないかもしれないですけど、プロゾンビに憧れるアマチュアゾンビなんかは多いと思うわけですよ」

犬犬「なにそれ? モデルに憧れる若い女の子みたいな話? モデルさんがこんな服を着ていたから、自分もこの服着る、みたいな?」

黒猫猫「そうなると街中にゾンビが溢れる日だって、そう遠い未来ではないと思うわけです」

犬犬「みんなの憧れで街は地獄絵図」

黒猫猫「もしそんなことになったらどうしよう!? 今からドキドキが止まりません」

犬犬「もちろん不安のドキドキですよね?」

黒猫猫「私はうまくゾンビできる自信がないからなぁ、ゾンビデビューは難しそう」

犬犬「いや、ゾンビに自信関係ないよ? あれは噛まれたりして感染してなるんじゃないの?」

黒猫猫「しょうがないけど逃げる側の方になっちゃう」

犬犬「映画だと主人公側なんだけど」

黒猫猫「アマチュアから逃げる自信はあるんだけど、やっぱりプロ相手だとなぁ……」

犬犬「えっ? ゾンビのアマチュアとプロってそこ? 捕まえる能力の差なの?」

黒猫猫「やっぱりプロって速いじゃん?」

犬犬「……何が!?」

黒猫猫「そうそう! どう逃げるのかも大事なんだけど、どう戦うのかも大事だよね!」

犬犬「ちょ、何が速いのかはスルーですか?」

黒猫猫「逃げるだけじゃなくて、戦うとなるとやっぱり武器が必要よね。正直、素手はいやかな」

犬犬「映画とかでも、ゾンビと素手で戦わないですよね」

黒猫猫「でも、銃とか? ここは日本だからなしかなぁ。とすると、やっぱり定番は鈍器?」

犬犬「それって、どこの定番なの? 火サス?」

黒猫猫「まあ、どんな武器を持ったとしてもアマチュアには負けることはないと思うんだよね。でも、やっぱりプロが相手だとなぁ……」

犬犬「えっ? プロは何か違うの?」

黒猫猫「やっぱりプロって上手いじゃん?」

犬犬「……何が!?」

黒猫猫「それにプロってトラブルの対処も的確でしょ?」

犬犬「何の!? ゾンビの存在事態がトラブルなんだけど!?」

黒猫猫「プロは一味も二味も違うわよね、あそこまで華麗にやれると人気になるのもわかる気がするわ」

犬犬「プロゾンビは一体何をしているの!?」

黒猫猫「逃げるのは無理。そうなると捕まって私も強制ゾンビデビューね……」

犬犬「そのゾンビデビューって言い方はどうなの?」

黒猫猫「もし、私がゾンビになったらだけど……やっぱり中途半端はイヤ!」

犬犬「なんでゾンビになるのに、そんなに目を輝かせているんですか? させては密かに憧れていたな、この猫は」

黒猫猫「なるなら一流のプロゾンビになりたいの!」

犬犬「そ、そうなんだ、速くて、上手くて、トラブル対処が的確な、カッコいいゾンビってこと?」

黒猫猫「うん、だってプロになったらお給料もいいしね!」

犬犬「ゾンビの給料ってどこが出しているのさ! もういいよ!」