ガン患者さんのブログを読んでいると

ガンであることを知られたくない、あえて話さない。

という人が多い。


けれど私は逆で、言いまくりたいというか周りに知ってもらいたいタイプなのだ。


何故かというと楽だから。


会社を休む理由も、最近、馴染みの場所に行かない理由も

何らかの理由で「どうして?」を問われる時に


嘘をついたり誤魔化したりしないで

「ガンになっちゃってね」

だけで伝わるのが楽チンだからだ。


隠している人はもちろん悪くないし、そのために嘘というか

お茶を濁すこともあるだろう、それだって悪くない。


私はそれが面倒なタイプなんだと思う。


そして何より知られる事に嫌な思いが無いから

ガンガン、言ってしまうだけなのだ。


言われた相手はどんな対応していいかわからなくて困る事もあるだろう。

けれどガンになったからこそ、ごめんなさい、自分の楽さの方を取らせてもらった。


私がガンだからって気を使わなくていいから。

遠回しに私の様子を伺わないで。

今まで通りでいいんだから。


だからこそ

「私、マツエクしたんだよね」

ぐらいの感覚でカミングアウトしたい。


なんなら知り合い同士で話題にしてくれたっていい。

憶測で噂話が広がる方が嫌な感じだ。公認の噂話なら気にしてもらえてるようで

何となく嬉しい。(私って人気者?みたいな)


次に会った時に「聞いたよー、ガンなんだってね」

と軽い感じに話しかけてくれたら最高だ。


私が説明する手間が省けるし、お互いどこまで触れないで接しようかと

感覚や距離感を図るのも今までの空気感がおかしくなりそうで嫌なのだ。


私も深刻にしないから、みんなも深刻にしないでよ。

けれど体調悪い時は事情分かってね、というちょっぴり勝手な思いもあるのだ。


後はね、話しちゃうと精神的に重い荷物を下ろせたみたいになるし

孤独感も減るんだよ。


だから私はガンであることを言いまくりたいタイプなのだ。


かまってちゃんでもあるのかも。

やっぱり抗がん剤が現実的になってくると一気に余命や今後の事を考えてしまう。


まだガンだって分かってなかった

子宮内膜全面掻爬術での入院時に


私はベッドで電子書籍で

「ブラックジャックによ○しく」を読んでいた。


このマンガを知っている人なら病気の最中、しかも入院中に読むなYO!とツッコミを入れてもおかしくないだろう、病院や病気が怖くなりそうなマンガでもある。


しかもこのマンガの中でガン患者に関するシリーズがあって、それ読むと抗がん剤ってどうなのよと思うのだ。


私も読みながら、私がもしガンになったならば抗がん剤はやりたくないわ。

ガンによる痛みの緩和だけしてほしい。

と思っていた。


だけどね、ガンだって告知されて自分で情報集めなきゃ、勉強しなきゃって思って色々読んでいるうちに考えは変わってきたんだ。


治療出来る事はしっかりしたいって。

43歳のオバハンだけど髪が抜けたら嫌だよ。

食べれなくて痩せるのは歓迎だけど、辛いのは嫌だよ。

吐いたり節々が痛いのも不安だよ。


それでもそれを乗り越えていっているガン患者の先輩方をたくさん本でもブログでも

見てきたから怖さがマシになってきたんだよ。


私だって立ち向かおうと思えるようになったんだよ。

頑張れ私。

私は太っている事と血管が細い事があり

毎回、点滴や採血は苦労している。


そのために抗がん剤治療時には、

CVポートなるものを入れるのを提案された。


CVポートというのは、血管がボロボロになっていたり入りにくい人が

抗がん剤をする場合に入れる事が多いみたい。


というのも抗がん剤は中で漏れると皮膚が腐っちゃうこともあるらしく

そういう危険を少しでも回避するために

100円玉ぐらいの大きさのそのポートを鎖骨のちょっと下辺りに埋め込むというもの。


そしたらポートから直接静脈に繋いで、漏れの心配もなくなる。


このCVポート、色々な人のブログで多少の前知識があった私は

「いきなりきたか」

と思うぐらいでこれに関しては動揺も抵抗も無かった。


先生、私の点滴が入りにくい事を怒り気味だったからなぁ。


まぁ私は痛いのは嫌だけど、埋め込み手術の時は麻酔してくれるっていうし


点滴のたびに苦労するよりいいのでは?と考えている方だったので


多分、他の人よりアッサリ承諾しただろうと思われるぐらいすぐにCVポートの埋め込みに同意した。


とはいうものの、本音としては不安だし怖いんだけどね。

抗がん剤をやる事になったら

一番問題になってくるのは髪の毛が抜けるってところ。


抗がん剤の具体的な副作用を知らない人でも

抗がん剤=髪が抜ける、という知識はあるものだよね。


それぐらいに有名で必ず出るこの副作用、私が気になっているのは

夫に髪が抜けた姿を見られたく無いというところ。


他人に見られるのは、それほど気にして無い。


抜けかけは見られたくないけどね。


夫が、抜けかけの姿や抜け切ったツルツルの姿を見て

無意識に引いたら嫌だなというのが一番気がかりなのだ。


キズの時にも少し書いたけれど、引くっていう態度は表向きに隠したり


出さなかったとしても出ちゃうことあるからね。


そんな故意じゃなくても引いてる夫の姿を見たら多分、私はとても傷つくと思う。


だから夫にね、カツラ買ってもいい?と聞いたの。


医療用ウィッグって、かなり高いし私が保険金代から出すとしても

一言、確認しないわけにはいかないほどの金額だと思うんだよね。


そしたらさ、夫は

「え?帽子だけじゃダメなの?」

だって。


ありえねー。

こいつ抗がん剤の脱毛舐めてる、と思ったよ。


だから正直に、私は夫に脱毛した姿を見られたく無い

いくつも買わなくていいけれど一つぐらいは欲しいと話した。


許可(?)は無かったけど、まぁ報告はしたんだから

私は買う気満々だ。

だけど医療用の高いしウィッグの値段知ったら


「やっぱ帽子だけで良くない?」


と言われるのかな。

本日、病理検査結果が出ました。


摘出された子宮内膜だけじゃなく、卵巣にも少しガン細胞が見られたということで

進行部類は3a。


そうなるとガイドラインとして抗がん剤をやるとの事で

来週の木曜日には入院ということになった。


この抗がん剤をやるにあたって、するしないは

かなり私や夫の意見が優先されるような雰囲気だった。


けれどガンに罹患する前より今の方が抗がん剤に対して

抵抗ないし、しないで再発(抗がん剤しても再発する場合はもある)したら

嫌だし、ここを避けて後悔するよりは立ち向かうことにしました。


それにね、『私は抗がん剤しません!』と宣言するほどの嫌な理由も知識も無い。

嫌は嫌だよ。けどさ、絶対嫌!というほどまでじゃないんだよね。


やった方がいいなら、進んで、とまではいかなくても

しっかり治療していきたい。


楽天家であっけらかんの私も、さすがに抗がん剤やる話をが出た時はショックだったよ。


もちろん、そうなる可能性も高いだろうと覚悟してたはずなのに

それでも動揺した。


私でもそうなんだから他の人たちはもっと動揺するんだろうな、なんてそんな事を診察室を出た後に思っていた。


私が診てもらっている病院は最初の1クール目は入院して抗がん剤をやり

2クール目以降は、副作用の状態などを見て

大抵の場合は通院で投与するということだった。


今回の入院も、個室を予約した。

あの個室の快適さを知っちゃったら、辛いだろうと予想される抗がん剤治療なら

尚更、私には個室だろうと思う。