STEP.1韓国人でも難しい「씨」(その1)

日本語の「さん」
に当たると紹介される
韓国語の「씨」

この「씨」
発音もほぼ同じで
日本人の皆さんには
覚えやすいもので、
ほとんどのテキストに
「さん=씨」で
紹介されます。

しかし、
実際ネイティブの使い方は
どうなんでしょうか。

この「씨」の
基本的な使い方の感覚は
対等な関係の間柄に
丁寧に接する時
使うようなものです。

日本語の「さん」は
歳や、職や、肩書など
気にせず
使われているもののようです。

そのような意味で考えると
韓国語の「씨」は
日本語の「さん」のような
使い方にあたらないような気がします。


そもそも韓国語は
歳の差や、上下関係を
意識する文化に
基づいているため、
対等な言葉遣いが
不都合を起こすことも
しばしばあります。

この「씨」が
そうです。

どのような不都合なのについて
次回も続きます。