もうすぐ春。新しい友人や恋人を作りたい。そう考える人は多いのではないでしょうか。
共通の趣味を持つ人のイベントに出かけたり、ソーシャルメディアで出会った人のオフ会に出かけたりする方も多いと思います。年齢とともに、新しい出会いは減っていきます。だから、出会いの場を意識して設ける方が多いのかもしれませんね。
ところで、新しい出会いを求めて出かけたとして、親しい友人や恋人を作れる確率は高いのでしょうか。残念ながら、社会人になれば利害関係を考えずに、新しく出会った人とつきあうのは難しいと思います。仮に利害関係がないにしても、学生の頃のように、新しい出会いから心を許せる友人を作るのは難しいでしょう。恋人になることを望むなら、なおさらです。
もちろん、そういった出会いがないとは言えません。でも、もしあなたが新しい出会いを求めて、時間と心を失って疲弊しているようだったら、少し考えたほうがいいかもしれませんね。
■過去の出会いを掘り起こしたほうが、新しい友人や恋人はすぐに作れる
新しい出会いを求めて出かけるのに疲れた。時間を使うばかりで、友達も恋人もできない。もし、そう感じているなら、過去の出会いを掘り起こしてみてはいかがでしょうか。
「元彼や元カノに復縁を迫れ」という意味ではありません。あなたが過去に出会った人の中で、出会っただけですれ違った人が相当数いるはずです。実は、やみくもに新しい出会いを求めるよりも、過去に出会って交流が無かった人にアプローチしたほうが、心を許せる友人や恋人を作りやすいんですね。
人は、出会った直後に、すれ違う人が大多数です。つまり、これから新しい出会いを求めたとしても、ようやく出会えた人の大多数は、すれ違うだけに終わるはずです。
20代半ば以上の年齢の方なら、これから新しく出会う人よりも、過去に出会ってすれ違った人のほうが多いと言っても過言ではありません。したがって、過去に出会ってすれ違った人にアプローチしたほうが、新しい友人や恋人は作りやすいはずです。
出会っただけで、すれ違った人と再会するなら新しい出会いに等しいはずです。しかも、相手のことを、ある程度は知っているわけですから信頼関係を短期間で作りやすい。新しい出会いを探すよりも、メリットがあるかもしれません。
■相手の事を覚えているけど、親しくつきあった記憶がない人がターゲット
自分でも忘れてしまっていた膨大な数の出会ってすれ違った人たち。
では、それだけの数の中から、どういった人にアプローチすれば、親しい友人や恋人を作ることができるのでしょうか。
ポイントはひとつだけ。あなたが相手のことを覚えていて、親しくつきあった記憶がない人にアプローチすることです。
あなたが覚えているということは、出会った時に、それだけ深く心に何かが残っている証拠。
人間は、自分にとって大事な人と感じたら、記憶に残りやすいと言われています。さほど親しくつきあったことがないのに、相手のことを覚えているということは、離れていた間も、相手のことを見ず知らずの他人よりは大事に思ってきたからです。
アプローチして、相手が心を開いてくれれば、信頼関係を築くことにエネルギーを注げるはずですし、ましてや恋人の関係になれば、愛情を育みやすいと思います。
■SNSを利用してアプローチするのも効果的
SNSを使ったりすれば、過去に出会ってすれ違った人は、容易に見つけられると思います。
「○○で一緒だった○○です」というように、あまり重たくならないようにメッセージを出してみましょう。メッセージのやりとりから始めて、実際に会いたいと思ったら会いにいけばいいんです。
無理のない再会と信頼関係の構築ができるのが、過去に出会った人との出会いを掘り起こすメリットとも言えます。過去の出会いを掘り起こす時に気をつけたいのは、自分も相手も変わっているということ。多少気が合った記憶があっても、再会してみたらまったく意気投合できないということもありえます。
そもそも、SNSなどでメッセージを投げても、返事が返ってこないこともあると思います。その時は、本当にすれ違うだけの運命だったと思って、他の方との交流を深めるとよいでしょう。