
第1セットは球が伸びず何度もネットにかけて、首をかしげる場面が目立った。第2ゲームをブレークされて先取されたが、第2セット以降は何度もラケットを交換して、次第にサーブ、ショットの精度が上昇。ネットプレーも絡めて、22歳の新鋭、ハリソンの勢いを止めた。
「相手も積極的だったし、タフな試合だった。ラケットの調整が最後まで合わず、その中でよく勝ったという感じ。第2セットからは前に出てポイントも取れて、少しずつ修正できた」と錦織。
ATP(男子プロテニス協会)の公式ページは「錦織、タフなテストをサバイブ(生き残った)」と報じた。13日(同14日)の準々決勝では世界156位のオースティン・クライチェク(米国)と対戦する。