
本物と同じ素材などでひな人形を作る体験会が7日、新見市西方の新見美術館で開かれ、市民ら12人が高さ約8センチの男びなと女びなを仕上げた。
高梁市の人形製造販売会社が専用キットを用意。参加者は社員の指導で、厚紙の胴体に襟やはかまの布をのり付けした後、金襴(きんらん)を着付けたり、えぼしをかぶせたりした。
布を1ミリずつずらして貼り合わせる作業もあり、約3時間かけて完成。高梁市川面町、主婦松本寿摩子さん(61)は「細かい作業もあったけれど、徐々に出来上がってくるのが楽しかった。帰ったら玄関に飾ります」と話していた。