露で「イスラム国」警戒…参加・勧誘58件捜査 【モスクワ=田村雄】インターファクス通信は1月30日、過激派関係者とみられるロシア人が「イスラム国」に参加したり、勧誘を行っていたりしているとして、露当局が少なくとも58件の事案について捜査を行っていると伝えた。 ロシア最高裁は昨年12月29日、イスラム国を「テロ組織」に指定し、露国内での活動を禁止。また、同組織への参加や支援にも刑事罰を科すこととした。プーチン政権は、露南部チェチェン共和国などの過激派がイスラム国に参加し、ロシアをテロの標的にしようとする動きがあるとして警戒を強めている。